木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「伝えるという事」(3・4・5歳児幼児組編)

2016.01.30

 新しい年が始まり、あっという間に1ヶ月が経ちました。正月ですので木月保育園では毎年、地域の方をお招きして伝承遊びを行っています。
 伝承遊びは、子どもたちの遊び集団の中で年上の子から年下の年代へ代々伝えられてきました。単に遊び方を伝えるだけでなく、毎日遊び込む事によって習熟し、身につけた技や秘訣も伝承されてきました。
 伝承遊びの日、私は園庭で羽つきとわらべうたを担当しました。その中で皆さんもご存知の「花いちもんめ」をしていた時の事です。
「あの子が欲しい」「相談しよう」「そうしよう」のフレーズで仲間が増えたり、減ったりしていきます。片方のグループか勝ち続け、もう片方のグループはぞう組1人とうさぎ組2人になってしまいました。すると、次に相談していた時に人数の多い方のぞう組のA君から「Bくん(ぞう組)にしちゃうとうさぎ組の子だけになっちゃうからCちゃんにしよう」と提案がありました。他の子どもたちもそれを聞いて、A君の意見に賛成していました。B君がいなくなってしまうと、うさぎ組の子どもたちだけになってしまい困ってしまうと考えたのですね。
 伝承遊びは遊び方を伝承するだけでなく、心の伝承もされていくのだと感じた出来事でした。他にも花いちもんめには、仲間と相談する事を繰り返す中で「相手の話を聞く・受け入れる・協力する」という経験が出来ますまた、多くの友だちと手をつなぎ人との温もりを感じ友だちとの絆も深めていきます。
 伝承遊びを伝えて行く中で、遊びの伝承だけでなく子どもたちに必要な人との関わりや心の伝承も大切に出来たらいいなと思います。

中川智香子

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