木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「つんつんつん、とんとんとん」(1歳児あひる組編)

2015.07.18

 暑さも日々増していき、本格的な夏の季節もすぐそこまで来ているようです。子どもたちは汗をかきながら、毎日元気いっぱいに遊んでいます♪
 あひる組の子どもたちはふれあい遊びが大好き!!今回はそんなふれあい遊びでのエピソードです。
 「つんつんつん、とんとんとん」というふれあい遊びのダンスがあります。「身体の調子はどうですか♪」という歌詞に合わせて、身体や足を触ったり、人差指でつんつんしたりコチョコチョくすぐったり・・・一度やってみたときから、あひる組の子どもたちは大好きになり、楽しんで行うようになりました。
 ある日、室内でひよこ組と合同で遊んでいる時のこと。ふと私が「♪身体の調子はどうですか~♪」と口ずさむと、それを聞いていた子どもたち。近くにいたお友だちと一緒に踊り始めました。今まで職員と行っていたふれあい遊びも、いつのまにか子どもたち同士で出来るようになっていたのでした。そんな様子をじっと見つめる低月齢のAちゃんと、ひよこ組のBちゃん。「もう1回っ!!」のリクエストにもう一度歌い出すと、今度はAちゃんやBちゃんと一緒に加わりました。AちゃんもBちゃんも、周りの子にされるがままですが(笑)、やっていることをじっと見ています。
 それから数日後。子どもたちのリクエストで、「つんつんつん、とんとんとん」を歌うと、一緒に踊る中にAちゃんの姿がありました。先日はされるがままだったAちゃんが、今回は自分でもつんつんしたり、身体を触っています。見て、体験して、自分でも出来るようになっていったのでしょう。「すごいね、Aちゃん。上手だね。」と声を掛けると、嬉しそうに笑っていました。
 子どもたちは、日々の生活の中で、色々な物を見て、聞いて、経験し真似(模倣)することで、吸収していきます。模倣は、周囲の人の行動に関心の目を向けるようになることから始まります。また模倣したことを褒められたり、反応されたことで、自信につながったり、認められたという気持ちが生まれます。模倣とは、心の発達にも関わってきているのです。
 一緒に遊んでいたBちゃんが、真似っこして踊る日も近いでしょう♪

ブログ写真

早野 恵美

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