木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「食いしん坊万歳!!」(1歳児あひる組編)

2015.02.13

2歳児のお部屋へ移行して2週間が経過したあひる組。新しい環境に不安定になったりしないか?心配していましたがそんな様子はなく、いきいきとした表情で過ごしています。
あひる組の子どもたちが大好きな時間は給食の時間です!給食の時間になるとみんな夢中で食べ始め、あまりの真剣さに部屋が静まり返っている程です。そんな中、新たなことを始めてみました。おかわりを自分で配膳テーブルにいる職員のところに取りに行くということです。ご飯をおかわりしたい時はご飯の器、おかずをおかわりしたい時はおかずの皿、デザートはデザートの皿、汁物は汁物の皿を持って自分で取りに行くというやり方です。ちょっと難しいかな?と思ったのですが子どもたちの順応性は素晴らしいもので、一度伝えたら聞いたことを理解し周りの友達がやっているのを見ながら少しずつ出来るようになりました。こぼさないように両手でお皿を持ってゆっくり運んでいます。
もともと食事が大好きなあひる組でしたが、中には食の細い子もいます。Aくんは少し食べるとそれで満足してしまうのか食事が進まず、周りの友達が食べ終わっても最後まで座っていることが多いです。しかし、このスタイルを始めると普段おかわりしないAくんもいつもより早く完食し、目を輝かせておかわりを取りにくるのです!
また、苦手なものは断固として食べなかったBくんもおかわりを自分で取りに行きたいという気持ちから一口は頑張って食べてくれるようになりました。食べる楽しみの他にも自分で取りに行くという楽しみも出来た様です!!そんな子どもたちの姿を見て例年より少し早くこの食事スタイルを始めて良かったと実感しました!
おかわりを自分で取りに来るという経験を通して自分で選び、自分で決め、それを伝えるという力がつきます。今までは職員からの発信でそれに対して子どもたちが答えていましたが、これらの経験を通して少しずつ子どもたちが自分で考え選び自ら伝えらるようになってほしいと思っています。食事を通して行っていることを事例としてお伝えしましたが、遊びや生活の様々な面にも通じることだと考えています。
私も食いしん坊なあひる組の一員です!これからも子どもたちにとって食事の時間がさらに楽しみな時間になるような工夫を今後も考えていきたいと思っています!

広瀬 美穂

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