木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「一緒にマネっこ」(0歳児ひよこ組編)

2014.11.22

 ひよこ組の子ども達も全員が1歳になりました。出来る事や遊びなどが増えてきており、成長を感じます。みんな活発に動いたり遊ぶ様になり子ども達からの主張なども見られる様になりました。
 室内で遊んでいる時のことです。AちゃんとBちゃんがコップを持ち遊んでいると飲む真似をして「ゴクゴク」と言っていました。するとAちゃんが職員に「どうぞ」として一緒にやろうよと言わないばかりにコップを差出してくれ職員も一緒に行いました。別の日にはAくんがお椀を持ちながら歩いていると急に座り込むとつかみ食べをする仕草をして「モグモグ」と口を動かしていました。職員も一緒に食べるしぐさをしており、Aちゃんと目が合うとニコッと笑っていました。(食事中の光景を見ている様でした)それを見ていたCちゃんも見よう見真似に一緒に同じことをしており、お互いが同じ事をしているのに気付いた2人は互いに譲り合い「どうぞ」をしていました。
 今のひよこ組の子ども達は模倣や見立て遊びを楽しんでいます。“模倣”は周囲の大人やお友達がやっている事などの真似をすることです。“見立て”は実際にないもの(事)を実際にあるかの様にイメージして行うことです。これを遊びで行うことでイメージする想像力が育っていき、成長と共にごっこ遊びという形に変化していきます。
 見立てや模倣を多く行う事で、話す能力や表現力がつくようになり、泣いて表すことから徐々に言葉や表情というもの中心に表していく様になるので非常に大切なことです。
 保育園では遊びの中で生活に繋がる様に子どもと一緒に見立てや模倣をしていきます。ご家庭でも忙しいとは思いますが子どもと一緒に行ってみて下さい。子ども達の成長が改めて実感するかもしれないですよ♪

 

 藤内 駿

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