木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「特別な1日」(りす組編)

2013.07.07

 先月より、お当番活動が始まったりす組さん。始めは、朝の会でみんなの前へ立つことや、事務所へ朝の挨拶、給食室への挨拶など、照れてしまう子どもも多かったですが、今ではすっかりお当番活動は楽しみのひとつの活動となりました。
 朝からお当番のお友達は、「お当番バッジつけてー!」と、バッジをつけることを嬉しそうに、お友達や先生にバッジを見せてやる気満々♪お手伝いの時間が近づくと、時計を見て、遊んでいたおもちゃを片付け、「先生―! 時間になったよー!」と、教えてくれる子どもたち。また、午睡明けで眠い時にも、「お当番さん!早く起きないとお帰りの会に間に合わないよー!」、の一声でやる気がでる子どももいます。
 ある日、園庭で遊んでいる時に、お当番さんがりす組で育てているプチトマトとひまわりに水やりをしていました。そのところへAちゃんが近寄ってきて水やりがしたい、と泣いていました。すると、その様子を近くで見ていたBちゃんが、「お当番さんが水やりするから、がまんするんだよ。次のお当番の時に、水やりしようね。」と、声をかけると、Aちゃんも、「うん!」、と理解し、また笑顔で遊び始めました。とてもほほえましい光景でした。子どもたちにとって、お当番さんは、「特別な1日」のようです。
 2歳児になると、人と関わる力が身につき、お友だちと一緒に遊ぶ楽しさや、相手を思いやる気持ちが芽生えてきます。また、人前で発表する楽しさや表現する力もついてきます。
 今後もお当番活動を通して、お手伝いの楽しさや、人と関わる力を身につけ、子ども達の「自信」につながってほしいと思っています。                              

百々 麻美

top