木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

『子どもだけにわかること』(りす組編)

2013.05.07

新しお友達もだいぶ慣れ子ども同士の関わりが増えてきました。そんな中先日

先生が

「さぁ~そろそろお片付けの時間だよ~」

と言い絵本を探し始めると・・・

『おかたづけのじかんだよ』

とお友達に声をかけるBちゃん。

でもまだ遊びたかったようで声かけも聞かず黙々と遊んでいる子もいました。

Bちゃんは困っていた様子でしたが、おもむろにお友達が遊んでいたおもちゃを片付けようとしました。

自分で遊んでいたおもちゃではないけど、手伝ってあげようとしている姿に成長を感じつつ私は他の子に片付けの声かけをしていました。

すると

『やめてー!!』

とお友達の声が。どうやらまだ遊んでいるのに片付けられてしまった事に怒ったようです。

Bちゃんは私のところに来て

『かたづけないよ。まだあそんでるよ』

と教えてくれました。

「どうしよっか・・・おやつきちゃうね」

と話していると、今度はBちゃん自身も遊びに参加していました。

そしてそろそろ時間的にも片付けなくちゃいけない時間。私たちも

「さぁそろそろおやつが来ちゃうから、先生は手洗ってこようかな」

と、ぽつりつぶやくとBちゃんがお友達に

『♪○○~ちゃ~ん♪』とお友達を呼ぶリズム♪

それに答えたお友達は『♫はあい♫』そして気が付けば一緒にお片付けを始めていました。

子どもの片付けのタイミング、満足感、子どものサイン。ついつい時間を気にしてしまって見逃しがちですが少し待ってあげたり、また一緒に片付けをしてあげたり声かけの一つひとつで子どもの気持ちが動くポイントがあるんだなと日々勉強になります。

また、そのポイントを一番わかっているのも子どもなんだなと、子ども達のやりとりを見ている中で感じています。

市 川 めぐみ

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