木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

『困ったときはにらめっこ?』(幼児編)

2013.04.29

   すっかり新しいクラスの名前にも慣れ、職員が間違えると「ぞう組でしょ!(笑)」などと教えてくれる子どもたち。お当番活動やお手伝い保育など、色々なところで進級した喜びと期待を感じているようです。一つ大きくなったから…と頑張っている姿も様々です。

   先日、きりん組さんのかわいいやりとりを見ました。お茶当番の友達がお休みだったため、来ていた2人のうち1人にお願いしたいと頼みました。お茶当番は4月から始まったばかり。2人とも初めてだからお茶当番をやりたいと言って中々決まりません。そこでA君がにらめっこで決めようと提案しました!もう一人のBちゃんは困りながらも納得したようで、いざにらめっこ!2人共真剣なのでいっさい笑うことなく、しばらく戦いが繰り広げられていました。横で見ていた私は、まさかの提案に思わず笑ってしまいました。それでも私の笑いにもつられずに、2人の戦いは続き、ついには決着がつきませんでした。そのあともどうするかなぁと見守っていたら、結局じゃんけんにしようと話し合いで決まり、さっとじゃんけんをして、A君がやることになりました。Bちゃんは静かに受け止めて、「A君になったよ!」と言って園庭に出ていきました。

    いろいろな決め方がある中で、にらめっこで決めるという発想が私にはあまりありませんでした。しかし、最近じゃんけんの代わりににらめっこをして遊ぶ姿が他でも見られ、昔ながらの遊びを子どもたちなりに楽しんでいる姿を微笑ましく思いました。子どもたちの豊かな発想にはいろいろな可能性を垣間見れた一コマでした。

森田 淳子

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