木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

遊びの変化(2歳児クラス・るんるん組編)

2022.02.11

るんるん組になってから言葉が増え、いろいろなことができるようになって、驚くような成長を見せてくれる子どもたち。その中でも1番変化が見られたのは遊び方です。

るんるん組になりたての4月当初はまだ平行遊びで、隣にはいるけれど一人一人が違う遊び方をしていました。

そして子どもたちが「みてみてー」と声を掛けるのは決まって先生たちでした。夏頃から言葉が増え、お友達の名前を覚えてきたからか「〇〇ちゃんみてー」などとお友達に声をかける姿が見られるようになりました。秋頃から仲のいいお友達ができてきて、「〇〇ちゃんあそぼー!」と誘って一緒に遊ぶ姿が多く見られるようになりました。

ままごと遊びでは、赤ちゃん人形をだっこしてテーブルの前に集まり、「あかちゃん泣いちゃったね〜」と言ったり、「うんち出てるから替えなきゃ!」と赤ちゃんのおしりを拭く真似をしていました。

それが11月末頃から、人形を使わずに1人の子が赤ちゃんになりきり、それを複数の子どもたちで「あかちゃんかわいいね〜」とお世話をするようになりました。

12月に入るとお父さん、お母さん、赤ちゃんと子どもたちで役割を決めて家族ごっこをしていました。今までは赤ちゃんしかいなかったので教えたわけではないのに「ぼくはお父さんなんだ!」と役割が決まっていたことに驚きました。「お父さん何してるの?」と聞くと「お仕事するの!」「お母さんは?」「お買い物!」「赤ちゃんは?」「ばぶー」としっかり役になりきっていました。

2歳までは同じ場所で同じような遊びをそれぞれで楽しんでいる平行遊びをしていることが多いですが、3歳になると身近な大人の動作や行動、日常で起きた経験を取り入れながら、イメージを膨らませて自分なりに表現するようになるようです。

ままごと遊びの中でも「わたしはママね。ママはね、お化粧してるの」「パパだからお仕事行ってくるね」と自分のお父さんやお母さんの真似をしていて、普段からよく様子を見ているのだなと感じます。
また、仲間とのつながりが強くなってくるので、「〇〇ちゃんと遊ぶ」と仲のいいお友達と遊ぶことが増えてきたのですね。少しずつ自分の思いを言葉で伝えられるようになり、ごっこ遊びを通してお友達とのやりとりを楽しんでいます。

3歳、4歳児になると絵本やアニメなど想像の世界で見聞きしたことを現実に重ね合わせる姿や、イメージを膨らませて自分なりに物語を作りごっこ遊びに応用する姿が見られるようになるそうです。

年が明けて幼児組に移行したるんるんさん。移行前はあまり幼児組と交流することがありませんでしたが、幼児組のお兄さんお姉さんと一緒に過ごすことで、いろいろなことに興味を持って真似して、ますます遊び方が変化すると思うと、今からどんな変化を見せてくれるのか楽しみです。

 

梅原

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