木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

赤はどこかな?(2歳児クラス・るんるん組編)

2021.07.23

るんるん組(2歳児クラス)に遊びに行くと、顔を見るなり「せんせい、いっしょにあそぼ~♪」と誘ってくれる子どもたち!

「いいよ~!何して遊ぼうか~?」と声を掛けると、「これにしようよ~♪」と、色々な手作りおもちゃを持ってきてくれます。
るんるん組の先生が日々沢山の案を出しながら子どもたちの為にと、手作りおもちゃを沢山作ってくれています♪
ペットボトルのフタにシールを貼り、ケースの中にも同じシールを貼り、バラバラになっているフタをキチンと入れてしまう手作り玩具や、製氷皿に色シールを貼り、そこに色玉をトングで入れたり……と、子どもたちが手先を使って遊ぶ手作りおもちゃがあります。
最初は物珍しさから製氷皿にバラバラ~と入れるのが楽しかったみんなですが、最近は一つ一つの色やマークを確認しながら入れています。
小さい中に入れていき、間違えたら取り出す……という指先の作業はなかなか2、3歳児には難しいもので、すんなり取れないこともしばしばありましたが、コツを掴むと本当に早くに攻略できるようになっています!

 

子どもたちのできることも増え、最近はトングで色玉をつかみ、色の所に入れる……という作業に変わり、難易度も高くなってきました。
この1つのおもちゃだけで、手先の発達を感じられ、指先の細かい動きから手のひら全体を使ってのトングを開く・閉じるの動きなど、様々な動作が見られます。

「ライオンどこかな~?」「これは……ねこさんじゃない?」など、シールの絵柄を確認しながら同じ場所に入れたり、動物・果物と種類があり、最初は個々に遊んでいた子同士が、お方付けの時間と声が掛かると、どちらが早くに入れられるかと競走
始まることもあります!
色玉入れは「あ~、まちがえちゃった~。あかは…ここだった♪」と、集中力を切らさずに一つ一つ確認し、完成に向けて楽しそうに声を上げなら遊んでたり、途中から「わたしはピンク~♪せんせいは…みどりかしてあげるね♪」と、好きな色集めに変わったりと、1つのおもちゃから沢山の遊びが広がっているいる姿を見ると、つい最近までは途中で脱線してしまったり、やめる~と言って違う遊びをし始めていた子ども達も、集中して楽しめるようになっています。

 

0・1歳児初めは赤・青・黄色・緑などのハッキリとした色合いの認識でしたが、2歳頃にはピンク・紫・オレンジなど様々な認色が分かるようになり、形も○△□と単純なものだけでなく、♡・☆などの複雑な形も分かるようになりました。
お友だち同士の関わりの中で、洋服や靴の色やマークを見合ったりする姿も多く見られ、そこから周りのお友だちへ声を掛けて話が膨らみ、一緒の話題を楽しむようになってくる姿が見られるようになり、ひとり遊びからお友だちとの関係も深まっているんだな……と、感慨深くなります。

 

 

今回のおもちゃ遊びでの「物を挟んで掴む」…というのは子どもにとっては難しく、物を離す時の力加減の微調整力が入れられないと掴めない、力が入りすぎてしまうと離せなかったり……と、子どもたちも歯がゆい気持ちになりながら日々頑張ってきました。
子どもの手の動きは大人が思っているよりも複雑で、私は以前、「大人が軍手を2枚はめて作業する事が、手先を使い始めたの子が行っている動作と同じ」と聞いたことがあります。
私たち大人は、子どもたち自身に靴下や靴を履かせる時に「早くして!まだなの?」と急かしてしまいますが、軍手を2枚付けている……と考えると我が子もそうですが、保育園の子たちはどれだけ頑張っているのかと……。
手先の作業で戸惑っているのを見ると、すぐ手伝ってあげてしまいがちですが、やはりここは大人も子どもと一緒に我慢をする時、見守る時なんだなと実感します。
是非今度、子どもたちと同じ目線になるように、軍手を2枚を付けて経験してみたいなと思います……。
保護者の方々も是非、試してみてください!!

定期的に新しいおもちゃが増えたり、レベルアップしていたりと、遊びに行く度に発見がある、るんるん組さん♪
子どもたちと次はどのおもちゃで遊ぼうか、楽しくなるクラスです♪
私も子どもたちと楽しめるように……手作りおもちゃのレパートリーを増やしていきたいと思います♪

豊田 幸代

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