木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

キレイになった?(1歳児クラス・すくすく組編)

2021.04.30

昨年度のお話です。

すくすく組は、1月下旬から2階のるんるん組へ移行が始まりました。一歩一歩、幼児組に向かって階段を上がっていきます。

移行後は、パジャマの着脱が増えたりトイレや手洗いなども自ら行おうとする姿が多く見られるようになりました。

朝おやつの口拭きも少し変わりました。以前は、保育者に拭かれたり子どもの手を取って一緒に口元を拭いていました。

移行後は、ミニテーブルに鏡、ウェットティッシュ、ゴミ箱を設置してどこが汚れているかを自分で確認しながら拭けるようになっています。

移行直後は、2階での新しい生活に子ども達も戸惑う姿や忘れてしまうこともありましたが、「ここで、鏡見ながら拭いてみてね」と伝えていくと、子ども達もすぐに慣れていきました。
鏡の存在が子ども達にとって刺激的だったのか、前のめりになりながら口を尖らせたり顔を左右に見てキレイにしようとしていました。

拭き終わると、「きれいになったよ!」と見せにきてくれます。特に女の子達は、拭き終わっても自分の顔を確認して身だしなみチェック!鏡の前が渋滞になってしまうこともあります。。。今では、生活の流れの一部としてスムーズに行なっています。

 

食事中、手が汚れたら指先を気にしたり鼻水が出たら自分でティッシュを取りに行って拭く姿があります。

さらに、悲しくて涙を流していると思ったら「ここふく〜」と涙を指差して顔を濡れてしまうことを気にしていました。トイレでは、便器に座って排泄したりうんちが出ると、お尻が汚れてしまいキレイにしたいから拭いてもらいたく「でたよ」と伝えたりする姿もあります。
自分の身体を清潔にしたい、という気持ちが芽生えているようです。

 

体を清潔に保つと心も健やかな気持ちになりますよね。子ども達にも、「キレイにしようね」「すっきりしたね」と声を掛けながら清潔になったことを気持ちよく感じられるようにしています。

子ども達には、どこが汚れているのか、キレイにするとどんな気分なるか、そのままにしてしまうとバイキンや肌がカサカサになってしまうことを伝えてきました。
お昼と午後おやつでは、朝おやつに比べて汚れる範囲も多いので口拭きタオルを使用してテーブルで拭いています。

朝おやつ以外は鏡を見ていないので忘れてしまったり丁寧に拭くことが出来ないときもあります。

口元や鼻水などの汚れは意識しなければ、自分だけで気づけなかったり拭き取ることはまだまだ難しいです。

これからも子どもたちにとって『清潔にすること』が生活の一部となり気持ちよく過ごしていけるように声を掛け合っていけたらと思います。

 

 

根岸菜々子

top