木月ほほえみ保育園のブログ「そこはっ!ほほえみっ子」

認め合う気持ち(5歳児クラス・うきうき組編)

2021.03.12

うきうき組11人での生活が始まって1ヶ月。

ルールの難しい遊びや頭を使う遊び、手先を使った細かい遊びに挑戦しながら毎日元気いっぱいに過ごしています!

 

うきうき組での生活にも慣れ、お当番活動も始まり、当番の内容や流れもだいぶわかってきました!

 

そんなある日のお帰りの会。

お当番さんのお帰りの会での仕事は司会進行と“今日のナンバーワン”の発表。

“今日のナンバーワン”とは、その日に見つけた誰かの良いところを発表してもらいます。
頑張っていた人、手伝ってくれた人、一緒に遊んでくれた人。
どんな理由でも誰でも良いので人の良いところを見つけてほしいと思い、はじまったものです。

 

今日のお当番はAちゃん。
お帰りの会で
「今日のナンバーワンは…」とAちゃんは少し悩みました。

しばらく考えたあと
「Bちゃんです」と言いました。

理由を聞くと
「泥団子を作る時に『私は最後でいいからみんな先に作っていいよ』って譲ってあげていたから!」
と言いました。

ナンバーワンに選ばれたBちゃんは、照れくさそうに、でも嬉しそうにニコッと笑い、みんなで拍手をしました。

泥団子を作った時AちゃんとBちゃんの他にも数人で遊んでいました。
砂を集めて水を入れてかき混ぜて、綺麗な泥団子を作るために準備をして、さぁ、いざ作ろう!となった時、

みんなは「待ってました!」と言うように一斉に泥団子を作り始めました。

 

その場面で
“はやく作りたい”
“もしかしたら自分の分の泥は余らないかもしれない”と思いながらも、自分のを後回しにして人に譲ったBちゃん。

そしてそれを見つけ、感じとり、言葉にして伝え、その優しさを認めてあげられたAちゃん。

さらにそれを聞いて拍手したうきうき組の子どもたち。

私はとても嬉しくなりました。

 

人の悪いところを見つけるのは簡単で、毎日一緒に過ごしていたら、嫌なところも見えてきてしまうでしょう。

そんな中で人の良いところ、頑張っている姿を見つけ、言葉で伝えてみんなで認め合える。

そうやって
“ありがとう”の気持ち
“すごいね”の気持ち
“頑張ったね”の気持ちを言葉にして共有し、人の良いところを認められる子どもたちの素直さを、大切にしていきたいと思いました。

これからも毎日子どもたちが見つけてくれる
“今日のナンバーワン”を聞くのが楽しみです。

私にとっては、毎日うきうき組みんなが
“ナンバーワン♪”

 

うきうき組担任 野﨑 喜歩

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