小さなもみじの物語

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  • 「おねえさんと一緒」(2歳児りす組編)

    2019 年 2 月 9 日 土曜日

     1月中旬からついに幼児組への移行が始まったりす組さん。 子どもたちは新しい環境の中でまだまだ緊張している姿も見られますが、自分たちより大きなお姉さんやお兄さんに助けてもらいながら、毎日楽しく過ごしています。
     ある日園庭で遊んでいた時の出来事です。 もう少しで給食の時間になるという場面で、砂場で遊んでいたaちゃんに「aちゃん、ご飯食べに行くからお部屋帰ろう!」と私が声をかけました。すると、「やだ!まだあそぶの!」と言うaちゃん。
     さてどうしようかと悩みその場で考えていると、「bちゃん!bちゃんがいい!」とaちゃんがしきりに言うのです。なにかなと思い隣を見てみると、aちゃんの側にはbちゃんがいました。bちゃんはaちゃんのことを気にかけてくれ、一緒に遊んだり生活の流れを教えてくれていた幼児組のお姉さんです。それを見た私は「bちゃんと一緒にご飯を食べに行きたいのだな」と気づき、bちゃんに「aちゃんがbちゃんとご飯食べに行きたいみたいだから、一緒にお願いしてもいいかな?」とお願いしました。すると、bちゃんは「いいよ!」といい一緒にaちゃんをお部屋まで連れて行き、ご飯も側で食べてくれました。それまでお部屋に入るのは嫌だと言っていたaちゃんもbちゃんと一緒にニコニコでお部屋に戻ることができました。
     保育所保育指針には『この時期の子どもは、自我が形成され、子どもが自分の感情や気持ちに気付くようになる重要な時期であることに鑑み、情緒の安定を図りながら子どもの自発的な活動を尊重するとともに促していくこと。子どもにとって、保育所が安心して自分の気持ちを表すことができる場であることは重要である。保育士等は子どもの気持ちを十分に受け止め、触れ合いや語りかけを多くし、情緒の安定を図ることが必要である。そして、子どもが適切な方法で自己主張することができるように、その主体性を尊重しつつ、言葉を補いながら対応する。』と記載があります。
     子どもが自分の気持ちに気づき、それを言葉で表すことができることはとても大切なことだと思います。新しい環境で子どもたちが安心して楽しく過ごせるよう、これからも子どもたちの気持ちに耳を傾けて、受け止めていきたいと改めて思います。そして、保育士だけでなく、幼児組のお姉さん、お兄さんとの関わりを通して、子どもたちが自分の様々な気持ち気づき、自己主張ができるように見守っていきたいと思います。

     

    川上雪乃