小さなもみじの物語

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  • 「おいしいね」(3,4,5歳児幼児組編)

    2018 年 12 月 2 日 日曜日

     先日、幼児組では昼食で、おにぎりパーティーを行いました。木月保育園では、様々な食育活動を行っており、その中で『お米作り』があります。
     種子の選別では、子どもたちの前でたくさんの塩を入れた水に種子を入れて置いておき、いい種子かどうか子どもたちと観察しました。そこから発芽、発泡スチロールに田植え、稲刈り、脱穀、精米と、子どもたちと行ってきました。今年は猛暑もあり、例年に比べると収穫はとても少なくはありましたが、みんなで作ったお米も 加え炊きあげたごはん。いつものお椀にラップを敷いて、のりをつけて、さぁ、おにぎりパーティーの始まりです!みんなニコニコ笑顔で、ラップに包んで思い思いのおにぎり作りを楽しんでいました。大きなまん丸おにぎりにガブリとかぶりつく姿は、見てるこちらもお腹が鳴りそうな美味しそうな光景でした。
     そのなかで、Aちゃんはいつもごはんを『ちょっとです。もっとちょっとにして』と減らしていました。その日も、Aちゃんは、いつも通りごはんをとても少なくしてもらっていましたが、『保育園で作ったお米だよ』といつもはないラップとのりに、少し考えるようにしてから、テーブルへ。しばらくすると、おかわりにきたAちゃん。お味噌汁かなと思いながら、聞いてみると、『ごはん!』の一言と笑顔が。『おにぎり、おいしい!』と嬉しそうに、おかわりのごはんを持っていき、おにぎりを作っていました。その後『ママのおにぎり、おいしいんだ!』と、嬉しそうに先生やお友だちとお話ししながら楽しく食べていました。
     苦手なものを、周りから進められてもなかなか気持ちはついていかないこともあります。けれど、保育園でみんなで作ったお米、おにぎりにするためのラップやのり、と少しいつもと違うものが加わるだけで、子どもたちにとっては特別なものになります。そして、そこから、食べたいという気持ちが、子ども自身から出てくることで、『言われたから』から『自分でこうしたい』という主体的なものに変わります。この変化はとても大事な成長のステップでもあります。『こうしたい』という気持ちをたくさん持ち、子ども自身の主体的な思いを大切にしていきたいと感じました。

     

    坂本    摩利