小さなもみじの物語

2018 年 11 月 24 日 土曜日

 落ち葉の散り敷く季節となりました。ひよこ組のお友達は、落ち葉が大好き。園庭に出ると落ち葉のところまで一目散!ガサガサ、、ビリビリ、、耳で触感で秋を楽しんでいます。
 そんなひよこ組さん、最近はみーんな絵本ブーム!室内遊びでは、絵本を何やら自分なりの言葉で音読する姿や逆さを向いた絵本を夢中に読む可愛い姿がたくさん見られます。読んでもらうのもだーいすき。絵本を持ってきては、手を伸ばして読んでほしいアピール。「読んで?」と尋ねると「でーっ」と可愛くおねだりしてきます。読んであげるとご満悦。すぐさま「っかい!(もう一回)」とリピートのおねだり。それが、飽きるまで続きます。子どもは、何度読んでも毎回指を指したり、笑ったり、真似っこしたりととってもいい反応をしてくれます。何度も何度も同じ絵本を読んでと頼まれると、思わずまたこの絵本?飽きないの?と思ってしまうこともあると思います。繰り返しの多い乳児の絵本を何十回と読むことは大人にとってつらいことかもしれません。しかし、子どもは「自分が思ったことが起きる」ことを楽しんでいるのです。読み方を変える必要はありません。子どもが満足するまで、何度も同じように読んであげることが大切です。
 同じ絵本を繰り返し読むことは、繰り返しが好きな子どもを満足させると同時に、言葉の発達にも重要な役目を果たすと言われています。
 また絵本には、場面を想像することで想像力が育つ、言葉の表現を知ることで語彙力が育つ、いろんな世界に触れることで知的好奇心が刺激されるなど多くの効果があります。
 様々なことに興味を持ち感情の表現が豊かになり始めたこの時期、私たちも反応を楽しみながらたくさん絵本を読んでいきたいと思います。そして絵本からたくさんのことを吸収し、関心を広げていってほしいです。

 

 

 

根岸 佑実

2018 年 11 月 16 日 金曜日

 最近のあひる組では、子どもたち同士でおままごとをしている姿が多く見られるようになりました。そのおままごととは、人形をおんぶや抱っこをしたり、テーブルの上にお皿を並べ、食べ物を出して食べたり、掛け布団を人形に敷いてトントン(午睡ができるよう優しく子どもを叩くこと)をしています。まるで、小さな保育士のようでいつも微笑ましく見ています。そのおままごとの中で、子どもたち同士の「○○をしてあげる」という言動が見られるようになりました。この「○○をしてあげる」エピソードを2つ紹介させていただきます。
 1つ目は、朝おやつ、お昼ご飯、午後おやつと 食べる時は保育士がエプロンをしてあげていたのですが、最近になって子どもたち同士でエプロンを付けあっている姿が見られるようになりました。保育士に対して「やってー(エプロンつけて)」と言ってきてくれる子どももいるのですが、保育士から「エプロンつけよっか?」と聞くと「いい!」と拒否されてしまい、子ども同士でエプロンを付けあっている姿を見ると成長したなと実感する反面、嫌だと言われてしまうとちょっぴり悲しくなってしまいます。
 2つ目は、子どもの遊びの中でおもちゃの貸し借りは日常茶飯事です。貸し借りでは自分が使いたいが、相手は今使っていて貸してもらえず泣いてしまうということがあります。ある日、このような状況になっていたAちゃん、部屋に響き渡るような泣き声の中、保育士が「使いたかったね」と気持ちを受け止めて慰めていると近くで様子を見ていたBちゃん。走ってどこかへ行ってしまいました。その後すぐ、まだ泣いているAちゃんに駆け寄り、「どうぞ」と本やお皿を持ってきてくれました。泣いている姿を見て何かしてあげなければと思ったのではないかと思います。
 このようなことが日々の生活の中でたくさん見られるようになりました。子どもたちは保育園の中でたくさん子どもたち同士の関わりがあり、様々な感情を学んでいきます。おもちゃを取られて悔しい気持ち、悲しい気持ち、一緒に遊んで楽しい、嬉しい気持ち。自分も経験したことのある感情だから相手が今どんな気持ちか共感することができるということが基本になっている思いやり行動、すなわち「愛他行動」になります。
 この「愛他行動」は大人になってからもとても大切になってきます。子どもたちの今後の未来を広げられるといっても過言ではないと思います。この思いやる気持ちを大切に保育を行なっていき、保育園とご家庭と一緒に見守っていきましょう。

 

河田 真帆

2018 年 11 月 10 日 土曜日

 子どもたちが楽しみにしていた運動会も終わり、あんなに暑かった毎日が嘘のように急に秋らしく涼しくなってきました。りす組さんは、運動会で成長したり、自信がついたようで、トイレトレーニングを頑張ったり、朝の会やお帰りの会で幼児組さんに負けないくらい元気に歌を歌っています。
 そんなりす組さんでよく見かけるある遊びがあります。それは「ごっこ遊び」です。例えば、ブロックを両手に持ち、頭につけて「うさぎさんだよ」と言ってぴょんぴょん跳ねたり、妊娠中のお母さんが多いからか、キューピーの人形をTシャツの中に入れて、「今ね、赤ちゃんがいるの」とお腹の大きいお母さんになったり、おままごとで使用するボールを頭にかぶりヘルメットに見立てて「地震だよ!」と避難訓練の時の先生の真似をしたりと,様々なおもちゃを使用しながら、ごっこ遊びを行っています。

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 ある日、ブロックで遊んでいるAくんが、電話作り、「もしもしってやって~」と言ってきた為、「あ、もしもし?Aくん?」と話すと「もしもし~?も~う!△△ったら~!」と急に話し出しました。「Aくん、△△って誰?」と聞いても「え~?△△だよ~!」と言われるだけで、その場では誰なのかがわかりませんでした。夕方にAくんのお母さんにそのことを話すと「△△は夫の名前です」と驚いていました。Aくんは、お家でお母さんがお父さんにお話ししている様子をしっかり聞いて、電話をしているお母さんの真似をしたのでしょうね。
 またある日のこと。急に絵本を持ち出し、Bちゃんはお友だちが遊んでいる前に立ち、「みー先生も座って」と言って前に座らせ、持ってきた絵本を広げ始めました。「何が始まるんだろう?」と様子を見ると、先生のように前に座っているお友だちに見やすいように絵本を読み始めました。まだ平仮名が読めないBちゃんですが、絵本のイラストを見て、お話を想像しながら読んでいるその立ち姿は先生そのもので、ページもとても上手にめくっていて、思わず最後には拍手をしてしましました。

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 さて、AくんとBちゃんがしていた「ごっこ遊び」の特徴の一つが「他者との関わり」があるということです。この「ごっこ遊び」で子どもたちはそれぞれの役になりきり、集団でふるまう中で社会性やコミュニケーション能力、言葉の力などを身につけることができると言われています。アメリカの研究者によると、ノーベル賞受賞者には幼児期にごっこ遊びを沢山していた人が多いのだそうです。きっとごっこ遊びで培われた様々な能力が想像力(創造力)を豊かにしていったのでしょうね。
 園だけではなく、お父さんやお母さんと一緒にごっこ遊びを楽しんでいるという話はとてもよく聞きます。これからも、子どもの発想を妨げないよう見守りつつ、一緒に楽しみながら遊んでいきたいと思います。もしかしたら、木月保育園からノーベル賞受賞者が出るかも!?

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田所未帆

2018 年 11 月 3 日 土曜日

   朝夕の冷え込みが感じられるようになり、少しずつ冬を感じる季節になりました。日中はまだまだ気温も高い日もあり、長袖と半袖の判断が難しいですよね。
   先月には大きなイベントとして運動会が行われました。近年の幼児組は、鉄棒で連続逆上がりなどをうさぎ組やきりん組でも行える子も出てきて、ぞう組では跳び箱を飛べる子もどんどん増えています。子どもたちの力はやはり素晴らしと感じました。
   そんな運動会が終わり1か月が経ちました。しかし現在の幼児組ではまだ運動会の熱は冷めておらず、現在も鉄棒や縄跳び、かけっこなどを積極的に行う子がたくさんいます。中でも驚いたのが、うさぎ組の縄跳びです。今年のうさぎ組には個人の縄跳びは、運動会が終わってから子どもたちに配りました。しかし、今回の運動会熱の力により今まで縄跳びを持ったことのない子どもの中で興味を持った子が、ホールや園庭で少しずつ飛べるようになってきているのです。
   縄跳びを飛ぶということは、縄の上を飛ぶといった単純な体の動きのように見えますが、様々な発達段階を踏んでいかないと個人縄跳びは飛ぶことができません。まずは、ゴム飛びなどを通してリズムよくジャンプをすることからスタートをします。それがしっかりとできるようになると、大繩で「なみ」や「へび」などが飛べるようになり少しずつ回しても飛べるようになります。しかし、大繩が出来たからと言ってすぐに個人縄跳びが飛べるわけではありません。手で縄を回しながら縄を飛ばなくてはなりません。子どもたちにとって、手を動かしながらタイミングよくジャンプをするといった二つのことを同時にすることはとても難しいことなのです。
   幼いころからの発達の段階を踏まえて、初めにゴムをまたぐところから始まり、両足で飛び越えられるようになり、現在うさぎ組の子ども達は少しずつ縄跳びが飛べるようになってきています。また、運動会でお兄さんお姉さんの頑張る姿を見て、下の子は憧れの気持ちをもち自分もやりたいといった気持ちが芽生えることで、子どもたちの成長は加速するをしていくのです。そして、今やりたいという気持ちを大切にしていくことで子どもたちの挑戦する気持ちは広がっていきできることが増えてくので、この気持ちを大切にしていき色々な事に挑戦してもらいたいと思います。

 

蛭﨑 晶弘