木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「Aちゃんの変化」(0歳児ひよこ組編)

2018.06.23

 子どもたちが入園して2ヶ月が経ちました。ひよこ組では徐々に泣く子どもは減り、楽しそうに遊ぶ姿がたくさん見られるようになってきました。この間までハイハイやつかまり立ちしていた子が、自力で2、3歩歩いたり、おしゃべりが盛んになったりと、この2ヶ月で子どもたちの著しい発達の速さに驚いています。毎日小さな成長を見せてくれてとても嬉しいです。
 今日はAちゃんの話をしたいと思います。Aちゃんは1番低月齢の8ヶ月の女の子です。入園したては、ただ寝転がることしかできなかったAちゃんですが、今ではハイハイができるようになり、よく私の元までやって来てくれます。ハイハイで保育士の元まで来ることは、当たり前のような光景に思うかもしれませんが、そのようになるまでの、入園当初から今までのAちゃんとの関わりで私は子どもにたくさん話しかけたりスキンシップをとることが大切だと気づきました。はじめの頃は寝転がっているAちゃんに保育士が話しかけたり関わりに行くという関係でした。
 その時期のAちゃんとの関わりで心がけていたことはたくさん目を見て話しかけることです。具体的には毎朝、登園してきたAちゃんを抱きかかえ、目線を合わせて「Aちゃんおはよう」と一言は声掛けを欠かさずしてきました。そのように目を合わせ笑いかけたりすることで、Aちゃんにとって保育士は知らない人から、いつもいる人、優しく接してくれる人と安心感に変わると思います。
 毎朝の挨拶は当たり前のことのように思うかもしれませんが、とても大切なことです。初めのAちゃんは話しかけてもポカーンと私の方を見つめるだけで特に反応はありませんでした。しかしハイハイができるようになると盛んにAちゃんの方から私の元へやって来てくれるようになりました。今では話しかけたり笑いかけるとAちゃんも嬉しそうに笑ったり、声を発しています。
 このAちゃんの成長の様子を通して伝えたかったことは、赤ちゃんとの関わりの大切さです。まだ話しかけても反応がない時期だとしても、たくさん名前を呼んであげたり話しかけることで愛着は形成されます。これからもたくさん名前を呼んだり話しかけて、さらに子どもが安心して過ごせるような関係作りを心がけていきたいです。

 

宇都宮 裕莉

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