木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「はい!」の言葉でニコニコ笑顔(2歳児りす組編)

2018.04.07

 新年度がスタートしました。新しい担任とお友だちにドキドキしている子どもたち・・・私は幼児組への大切なりすぐみさんへ一緒に進級することが出来ました。かわいい子どもたちと楽しい一年間を送りたいと思っています。一年間よろしくお願い致します。
 今回は三月の出来事をブログにしました。給食の準備をしている時間や夕方の自由時間を使ってキャットウォークに遊びに行くことがよくあります。キャットウォークには絵本が置いてあったり、ゴザが敷いてありクッションなどでゴロゴロする所や変身グッズ(動物の帽子や白衣などの服)が置いてあります。園の中で一番高い場所にあるので、幼児組さんのお部屋が見えたりホールを見ることも出来ます。

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 先日、夕方の時間にキャットウォークに行きました。今までは階段の上り下りもあるので月例差のあるあひる組みでは高月齢の子を中心に行くことが多かったのですが、上り下りもしっかりしてきたので低月齢の子にも声をかけて行きました。Aくんはキャットウォークに着くと大喜び、走ったりガラス越しに幼児組さんを見たりホールを見て手をたたいたりしていました。しばらくするとお友達がかぶっている動物の帽子に興味をもち探し始めました。一緒に帽子をとりに行くとBちゃんが変身グッズのところで着替えを選んでいました。Aくんは動物の帽子をうまくかぶれなかったので私の所に持ってきました。Bちゃんはその様子を見るとAくんに帽子をかぶせてくれました。Aくんはうれしくて「はい!」BちゃんはAくんの「はい!」の言葉にびっくりしていたので、「Aくん、Bちゃんにやってもらえてうれしかったんだね。」とBちゃんに声をかけました。Aくんは嬉しそうにニコニコしています。その様子を見てBちゃんもニコニコ笑顔。BちゃんはAくんの手を取り、一緒に手を繋いでキャットウォークを歩き出しました。Bちゃんが絵本を取ってあげるとAくんは「はい!」と言って絵本を受け取ります。Aちゃんはニコニコ笑って「はい!」と答えると自分も絵本を持つとゴザの所で一緒に絵本を読み始めました。二人ともとっても嬉しそうです。お部屋とは違う環境での微笑ましいやり取りでした。
 一人一人の子どもの興味や関心は子どもが友達の様子を観察したり、模倣することで広がっていきます。また友だちと一緒に遊びを味わうことは社会性の発達を促し豊かな人間形成へと繋がっていきます。言葉の発達は個人差があり、伝えたい気持をまだうまく表現できない子もいます。その様な時保育士が一緒に関わる事でお友だちの気持を理解したり、自分の気持を伝えたりすることができるようになり、子どもたちの優しさも成長していきます。泣いているお友だちにいいこ、いいこ、してくれたり、鼻水が出ている子の鼻を拭いてくれたりする子もいます。
 りす組になり、子どもたちの関わりや遊びの発達がこれからもっと増えていきます。一人一人の子どもたちの成長を大切に育てて生きたいと思います。

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斉藤 操

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