木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「心配ご無用!」(2歳児りす組編)

2018.02.10

 1月から、グループごとに移行の始まったりす組さん。新しい環境にドキドキとワクワクでいっぱいの子どもたち。そんな移行したてのりす組のAくんのお話をしたいと思います。
 パパとママのことがだいすきなAくん。バイバイのときはしょんぼりして行ってらっしゃいをすることも。慣れている環境で遊ぶことは出来るけど、初めての場所や人、雰囲気が少し苦手なAくん。移行して、沢山のお兄さんお姉さんがいて圧倒されてないかな?遊びに入っていけてるかな?毎日泣いていないかな?とAくんのことを心配してました。
 幼児クラスに様子を見に行くと、移行したての為まだ慣れていなく不安そうな表情をしていました。ですが、朝の会ではきちんと自分のグループにならんで、格好良く体育座りをして真剣にお話を聞いていました。給食の時間は、お兄さんお姉さんと一緒に給食を食べていて、あつまれが上手に出来ていないと「これまだついてるよ。」と教えてもらったり、「たべられる?」と心配してくれたり。お兄さんお姉さんがAくんのことを気にかけてくれていました。そして、自分で先生に「歯磨き直ししてください。」と幼児組の生活の流れを理解していました。そんなAくんを見てなんだかウルウル、、、、私は幼児クラスのBくんに「Aくんのことよろしくね!」というとBくんは「まかせて!Aくんかわいいんだよ~」とニコニコ笑顔でかえしてくれました。
 その日、Aくんのお母さんと話した時「朝Aがしょんぼりしてると、幼児クラスのお兄さんお姉さんがAのことを誘って連れて行ってくれるんです。本当に頼もしい。」と話してくれました。
 初めての幼児組への移行、保護者の方も子どもたちのことが心配。りす組の子どもたちも新しい環境に入り楽しみもあるけれど不安もあると思います。ですが、実際に様子を見て幼児組のお兄さんお姉さんがやっていることを見たり、教えてもらったり、遊んでもらったりと子ども同士の関わりで子どもたちの不安はなくなっていくんだと感じる事ができました。心配でついつい手を出してあげたいと思ってしまいますが、私たち保育士は一歩後ろから子ども同士の関わりを見守ることが大切だと気付きました。
 りす組の子どもたちに幼児組さん楽しい?と聞くと満面の笑みで「楽しい!」と答えてくれる子が沢山います。これからも楽しい毎日を過ごせるように子どもたちを見守っていきたいと思います。

 

田山 碧

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