木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「とんとんとん」(2歳児りす組編)

2016.11.12

 すっかり涼しくなり秋が深まりました。あっという間に年末になりそうです。1日1日を大切にしていきたいですね。最近2歳児クラスでは、幼児組への移行に向けて担任が1人減り、子どもたちは大人の手が減った分自分たちでがんばることが多くなってきました。「幼児組になるんだ!」という意識の強いりす組の子どもたち、今はルールのある遊びをするようになってきました。ちょっと難しいルールのある遊びをすごく楽しむ姿が見られます。椅子取りゲームやしっぽとりゲームもやりました。段々とルールがわかるにつれて負ける悔しさも味わうようになり、負けると泣く姿も見られます。そんな子どもたちのブームは「あぶくたった」です。
 外に出ると「あぶくたったやろ〜」と誘われ、「じゃあAがおばけやるね!」と数名がおばけ役をやってくれます。丸くなって歌を歌い始めるとどんどんおばけが増えていきます(笑)お家に帰って寝ると…「とんとんとん」「何の音?」「風の音!」「あーよかった。」「とんとんとん」「何の音?」「…おばけの音‼︎」「キャーッ」逃げ出すとたくさんのおばけが追っかけてきます。何度も何度もおばけ役を変えながらやると本当に疲れます。けれど楽しそうな子どもたちを見ているとこちらも楽しくなります♫
 そしてこのやりとりを劇遊びにして遊ぶことにしてみました。お面をつけて気分は動物☆「とんとんとん」「だぁれ?」「ねずみのBです。チュウ!」「どうぞー」いつものやりとりと間違え「何の音?」と言う子もいましたが、みんなすごく楽しんでくれました。色んな動物になったり、先生役をやったりと室内でお面を出すとすっかり劇遊びに夢中です。
 役になりきりセリフを覚え、やりとりをするという少し高度な劇遊び。それでも幼児組に近づいていっているりす組は、楽しめるようになってきました。現在の2歳児クラスはもう乳児ではなく幼児です。幼児のように接すること、幼児と同じようなことをすることでたくさんのことを吸収し成長していきます。乳児扱いせずに幼児のように扱うことで、子どもたちも「自分たちはお兄ちゃんお姉ちゃん。できるんだ!」とやる気も出てきます。子どもたちのやる気、そしてたくさんの経験による自信をつけて、1月の移行が子どもたちにとって負担のないようにしていきたいと思います。

 

新屋 淳子

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