小さなもみじの物語

2016 年 10 月 24 日 月曜日

 朝夕は肌寒い日が多くなってきましたが、日中はまだまだ暑い日も多くて体調が崩れやすくなってきます。これから行事も増えますので、しっかりと体調管理をしていきたいですね!
 最近のひよこ組さんは朝の会の“おはようの歌”に合わせ、お辞儀をしたりと色々なことを見て学んでいます。先日室内で遊んでいる時の出来事です。あひる組さんが部屋にきて一緒に遊んでいるとあひる組さんのA君とBちゃんがおままごとをしていました。すると楽しそうに見えたのかひよこ組の数名の子がおままごとゾーンに行きました。おわんの中に食べ物を入れたり、コップを持って飲むマネをしていました。数日経つと他のひよこのお友達もおわんの中に食べ物を入れたり、スプーンとお皿を持ち食べるマネやコップを持ち飲むマネをして遊ぶ姿が見られました。あひる組さんが良いお手本となっていました。それから他の職員がティッシュを取って鼻を拭いてあげる姿を見てティッシュを取る子どももいました♪大人の行動もしっかりと見ているのですね!初めは見ているだけの子ども達が、後日あひる組さんのマネをして遊んでいる姿も見られて、本当は一緒にやりたいという気持ちや興味があったのだと思いました。ただ見ている様に見られる何気ない瞬間も、子ども達にとっては大切でかけがえのない時間の様です!
 子ども達は日々の生活の中で刺激を受けて成長しています。受けた刺激を実際に行うことで、それが経験となり成功や失敗をして成長しています。
 今回は異年齢保育で関わって遊んでいる時間あひる組さんがお手本となりましたが普段は長い時間一緒にいる保護者の方々や我々職員が一番のお手本になりますので、良い見本になるように心掛け、子ども達の成長を見守っていこうと思います。今後の更なる子ども達の成長が楽しみですね!!

 

藤内 駿

2016 年 10 月 22 日 土曜日


 ある朝の自由時間に2歳児クラスの子どもたちと遊んでいた時の出来事です。その日は久しぶりにわらべ歌を始めてみました。
 Aちゃんに「久しぶりになべなべそこぬけしょうか~」と誘い、Aちゃんとなべなべそこぬけを楽しんでいたところ、他にもわらべ歌が大好きなBちゃんもすぐそばに来て「私もやる~」と次に一緒にやりたいとアピール!「ちょっと待っていてね~次一緒にやろうね。」と声をかけたのですが、少しすると、BちゃんとC君の歌う声が聞こえ始め次の瞬間大声で「できた~!!」と。振り返ると、BちゃんとC君は私が行くまで待ちきれず、その場で「なべなべそこぬけ」を2人だけでやり、最後の「帰りましょ~」のフレーズでくるりと回り切り背向かいになることに成功していたのでした。上手に背向かいになることができたことを「できたよ~」とうれしそうに私に報告していたのでした。この声を聞いた他のお友達もその場にやってきたので、「今度3人でやってみようか?3人とも手は絶対離しちゃだめだよ。<帰りましょ~>で通るところはC君とDちゃんのところだよ」と抜け出るポイントだけ伝え、そばで見守ることにしたのです。Bちゃん、C君、Dちゃんは3人で手をつなぎ元気に歌い始めました。抜け出るところのC君とDちゃんのところに「そ~こがぬけたらかえりましょ~」の歌に合わせてBちゃんは上手に潜り込んできたのでした。「やった~!!できた!!」と大喜びの3人と私。その後そばにいたAちゃんも「私もやる~」というので4人にも挑戦することになったのです。すると、私がだまっていてもみんなでAちゃんにさっき教えた「手は絶対離してはいけないんだよ。BちゃんとC君の横を通るんだよ」と教えていたのでした。その後、5人でも大成功したみんなでした。6人のお友達も集まりましたが、室内では輪が広がりすぎてしまい危険だと思い、一時中断しましたが、5人のお友達と上手に背向かいになることができたことが大満足でほかの遊びに移動していました。
 生活面でも遊び面でも発達の著しい2歳児クラスですが、ごっこ遊びができるようになってくるのも、このころの特徴です。観察力や認識力、運動能力が発達して、生活の中で体験したことを自分の体で表現して、楽しむことができるようになります。まだまだ、平行遊びも多いし、取り合い、ケンカも絶えませんが、少しづつ友達との関わりが増え、簡単なルールを守ったり、作ったりしながら友達と遊ぶのが楽しくなるころなのです。今回みんなで楽しんだ「なべなべそこぬけ」の遊びで守るルールは簡単です。①手を離さないこと②歌に合わせて体を動かし最後のフレーズで決まったところを通って抜けていく。③手を離さず背向かいになることができたら大成功。
 2人より3人が難しく、人数が増えれば増えるほど、気持ちを一つにして協力しあう必要です。子どもたちには今、気持ちを一つにそして協力し合う力が育ってきていることが感じられました。どんな遊びにでもいえることだと思いますが、大人が立ち入ってすべてに介入するのではなく、そのヒントだけ探して、あとは子ども同士に任せてみるというのもこの年齢の子どもたちに適した方法です。ちょっとした子ども同士のトラブルを重ねながらも、それによって自分を抑えること、主張すること、集団生活でのルールやマナーを学び、社会性を少しずつ身に付けていくのですね。そして、「できた~!!」の感動が友達の輪を広げていくのですね。何人までの輪が成功していくのか?楽しみです。

近野 典子

2016 年 10 月 15 日 土曜日

 あひるぐみの子どもたちは、毎日数名ずつ、午後おやつ後から、りすぐみ保育室へ遊びに行き、りすぐみのおかえりの会に一緒に参加し、その後、一緒に室内あそびをしています。りすぐみのお部屋には、あひるぐみにはない玩具もたくさんあり、子どもたちも喜んで遊んでいます。
 ある日のこと、Aちゃんはりすぐみの難易度が高めなパズルにチャレンジしました。はじめは全く分からず『先生~これはどこ~?』と、毎回聞いていたAちゃん。私はAちゃんには少し難しいだろうなと内心思いつつも『ここだよ』と答えていました。ようやく完成すると、ジャーとパズルをひっくり返し、『今度はAちゃん1人でやってみるから、先生見ててね』と言い、またパズルを始めたAちゃん。しかし、パズルをどこにはめていいかわからずやる気を失せてしまったAちゃん。その姿を見ていたりすぐみのBくんが『このパズルはここだよ!!』と優しく教えてくれました。Aちゃんも嬉しかったようで、またやる気復活!!Bくんに手伝ってもらいながらパズルは完成!!Aちゃんはとても嬉しかったようで、私や近くにいたお友だちへも見せてくれました。その後、あひるぐみへ戻ってからも職員に『Aちゃんパズル1人でできたんだよー!!』と報告していました。
 Aちゃんは、大人の手をかりず、『1人で!』やり遂げた事に達成感を味わっていたと思います。今回は遊びの中での出来事でしたが、食事や着脱など生活をしていく中で『1人でやりたい!』『1人でできるの』という気持ちが強くなっていきます。この子どもたちの意欲を私たちは大切にしていきたいと思っています。
 子どもが自分でできるようになるまでには少し時間がかかります。でもそこでこちらが代わりにやってあげたい気持ちをちょっと我慢し、上手にサポートしてあげることで、『自分でできる!』『自分でできた!』という子ども自身の強い自信へと繋がっていきます。子ども1人ひとりの気持ちを受け止め、達成した時にはたくさん褒め、一緒に喜びながら、これからも子どもたちと関わっていきたいと思います。

 

百々 麻美

2016 年 10 月 8 日 土曜日

 プール遊び、セミ取り、泥んこ遊びに色水遊びと夏の遊びをとことん楽しんだりす組さん。季節は早くも夏から秋に変わりつつあります。そんなりす組さんの一員であるAちゃんのお話をしたいと思います。
 Aちゃんはとても心優しく、お友だちみんなと仲良くなれる性格の持ち主の女の子です。例えば、「タオル相撲」というタオルの引っ張り合いをするゲームで負けてしまっても、「悔しい!」と泣いてしまうのでは無く、「あはは!負けちゃった~!」と照れ笑いで終えることができます。ある日、たまたま給食を隣で食べることになり、「ねえAちゃん。Aちゃんは何でそんなに優しいの?」と聞きました。すると彼女から驚くべき言葉が考えもせず、すんなりと出てきたのです。「それはね、Aのママが優しいからだよ」あまりの優しく純粋な言葉に思わず絶句…何と返したら良いのかわからなくなる程でした。「そうだね。Aちゃんのママ優しいもんね」と感動で胸が詰まるような思いで話すと、「うん」と元気よく返事をしてくれました。
 この話を是非Aちゃんのお母さんにも届けなくてはと思い翌朝お会いした際に話すと、お母さんもビックリ!そして涙目になって「そんな…いつも怒ってばかりなのに…。A、ありがとうね」と話していました。この光景を目の当たりにして私もまた胸がほっこり温かくなりました。
 親であれば、何度も注意をしたり、怒ってしまうということは誰でもあると思います。それでも信頼関係があれば、注意されたことを反省したり、素直に言葉を受け止めたりするのだと思います。木月保育園で行なっている保育も『信頼関係』をとても大切にしています。例えば、片付け前の声掛けで「お片付けが終わったら絵本を読むよ」と言っても、本当に先生が絵本を読んでくれるのか信じてくれなければ子ども達は片付けをしてくれません。このように、先生と子どもとの信頼関係無しでは日々の保育が成立することは不可能になります。
 親以上の信頼関係を結ぶことは不可能ですが、先生と呼ばれる私たちが信頼関係を結ぶ二番手になれるように、子ども達と一緒に過ごしていきたいと思います。

田所 未帆

2016 年 10 月 1 日 土曜日

 夏の暑さも少しずつ和らいできましたが、まだまだ日中は暑い日が続いています。今年の幼児組は、沢山遊んで、沢山食べて、沢山寝て毎日楽しそうに夏を乗り越えていました。
 これは暑い夏の日の話です。この日は特に陽射しが強く、日中、プールに入り身体を動かして遊んでいた子どもたちはご飯を食べると、すぐにホールへ行き寝ていました。夏の疲れもあるのか、ぐっすりと寝ている子が多く、起きる時間になったのですが、声をかけても電気をつけても起きれない様子の子がいました。すると、ホールの扉に一つの影があり、こちらを覗いているのです。お、おばけ(゜ロ゜;もちろん、そんなはずはなく、年長の女の子でした!普段から、小さい子の手伝いを好んでいるその女の子は電気がつくとすぐに年下の子の近くへと行き、優しく声をかけたり、着替えの手伝いをしていました。その近くで寝ていた子たちも『これやって~』『これも~』といつの間にか、みんなのお手伝いを楽しそうにしていると、その後ろでじぃ~っとその様子を見ている女の子たちがいました。
 次の日、子どもたちが起きる時間になったので電気をつけようとした時、ふとホールの扉を見ると・・・。か、影が増えてる!?(゜ロ゜;それも沢山!!そうです。昨日のお手伝いを見ていた子が興味を持ち、普段は早く起きれない子も、まだかまだかと首を長くし隣からホールを覗いていたのです。一つにまとまって動くのではなく、『あっちの手伝い行ってくる!』や、『あそこ大丈夫かな?』と子どもたちの方から協力しようという言葉も出てきていました。また、女の子の着替えの手伝いだけではなく、男の子たちは『レストランのお手伝いします』と、自分のことを終わらせて、テーブル拭きや、花やティッシュを並べて用意をしたりと、色々なお手伝いを分担している姿も見られています。今では、年長だけでなく、年中、年少のクラスの子たちもお手伝いをするお兄さんお姉さんを見て興味を持ち、意欲的に手伝いをする姿も見られるようになってきました。
 少し先の話にはなりますが、来年の今頃には今の年中さんがみんなの見本になり、その次の年は今の年少さんが見本になり、今の年長さんが年上のお兄さんお姉さんから受け継いできた『自分の為だけでなく、誰かの為にお手伝いをする』という思いやりや優しさがこれからも続いていくのが楽しみですね☆

 

鈴木 辰徳