木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「移行時の素敵なつながりみーつけた!」(2歳児りす組編)

2016.02.06

 移行が終わり,りす組(2歳児クラス)も幼児組での生活が始まりました。移行の開始時は毎週1グループづつ二階の幼児組に上がりどんどん人数の少なくなる中で一つ年下のあひる組さんが6名、りす組の部屋に移行してきました。最初あひる組さんはみんなで固まって同じ場所で遊んでいる姿が多く りす組さんと遊んでいる姿は見られませんでした。 でもあひる組さんはだんだんりす組さんがブロックを作っている姿を後ろで見ていたり一緒に作ったり遊んだりする姿も見られるようになってきました。
 そんな中りす組のAくんだけはあひる組さんにあまり興味がないようで、近くであひる組さんが遊んでいても自分のペースで遊んでいます。お散歩に行く時も同じクラスの子と手をつなぐ事が好きみたいでした。何日かしてAくんの遊んでいる側にあひる組のBくんがいる事が多くなりました。BくんはAくんが作っているブロックの電車を真似して作って走らせていたり、Aくんがパズルをやってる横で座って見ていたりBくんはAくんのやっている遊びに興味深々な様子でした。ある日の夕方 久しぶりにキャットウォークに行きました。Aくんは本棚からトーマスの本をすぐに探すとソファーに座って見ていました。Bくんが隣に座ると一緒に本を見始めました。 私は二人の様子が見たくてそっと側に行きました。AくんはBくんに本の中身を話してあげていました。 その日以降、AくんはBくんが靴を履くのを手伝ってあげたり、お散歩の時に手を引いてあげたりBくんにだけでなく他のあひる組さんにも優しいお兄さんとしてのAくんの姿を見る事が出来ました。とっても照れ屋なAくんはBくんと仲良くなった事であひる組さんに手助けをするきっかけをもらったようですね。
 移行して幼児組さんで過ごす りす組さん、幼児組さんでも素敵なつながりをこれからも見つけて大切に見守って行きたいと思います。

斉藤 操

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