木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「乳児期の水遊び」(0歳児ひよこ組編)

2015.08.22

 毎日暑い中、子どもたちは小さなプールにぬるま湯を入れて、水遊びをして夏を過ごしています。8月に入り、水遊びにもだいぶ慣れてきた子どもたち♪初めは泣いて、足を突っ張らせて入るのを嫌がったりしていた子も、今では自分からプールの方へ行き、入ろうとする姿も沢山見られるようになりました☆むしろ、プールから出るのを嫌がる子もいます(^_^)♪
 先日、「さぁ!プールに行くよー♪」と声を掛けると、水遊びが大好きなAちゃんやB君たちが扉から出てきました。みんなとても嬉しそうに、水着に着替える順番待ちをしていました。先に入ったAちゃんたちは、水遊びを満喫し、満足気に部屋に戻って行くのですが、後半に入るCちゃんは、まだ水遊びに慣れず、泣いてしまったり、保育士にしがみついてしまっていました。無理せず少しずつ慣れてもらおうと、まずはプールの外に座らせ、シャワーから出る水を保育士が触って見せたり、Cちゃんに触らせてみました。その後、玩具などを渡すと、少し気持ちが乗ってきたようで、笑顔が見られるようになりました。次に、足から少しずつ、ゆーーーーーっくり水に入れてみました。初めは引きつった表情をしたのですが、「気持ち良いね♪ほら、あったかいね」など声を掛けると、Cちゃんは自ら水に触り、水面を叩き始めました。それが楽しかったのか、Cちゃんは顔にかかるのもお構いなしに、水遊びを満喫していました♪子どもたちは、ついさっきまで出来なかったことや、怖がっていたものでも、少しずつ経験し、慣れていけば出来るようになるのだと、改めて感心した出来事でした☆
 水遊びは、夏を少しでも快適に過ごせるようにと、活動に取り入れているのはもちろん、水を直接手で触れたり叩いたり飛ばして遊び、その動きを何度も繰り返して水の飛び散る変化を楽しんだり、水自体の感触を味わったりすることによって、感覚・運動的発達段階の魅力的な遊びとしても楽しんでいます。子どもたちは、ホースから出てくる水や、コップに入れた水などにも興味を示し、見つめたり、触れたりしようとします。子どもたちの発達が進むと、自らコップに水を入れたり、他のコップに移したり、かき混ぜたりしていき、水をジュースに見立てるなどして、おままごと遊びに繋げていきます。水遊びの内容は、体が成長するにつれて、上記のように遊び方も変わっていきます。乳児期の頃から少しずつ水に触れ、慣れることにより、水への恐怖心や不安感もなくなり、積極的に水と関われるようになります。
 ひよこ組の子どもたちは初めての夏です♪向かいのプールでは、幼児組などが勢いよく水を飛ばしたり、大笑いしながら活動しているのを不思議そうに見ていたり、手を叩いて嬉しそうに見ている子もいます。そんなひよこ組も、これからもっと成長し、水遊びの変化などが出てくると思いますので、そういった面での子どもたちの成長を見るのが楽しみです♪

鈴木 翠

top