木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「けんかするほど仲がいい」(3・4・5歳児 幼児組)

2015.08.01

 毎日暑い日が続いていますね。プールから聞こえてくる子供たちの楽しそうな声が園庭に響いています。きりん組担任になり4ヶ月がたとうとしています。今年度は持ち上がりのクラスだったため1年前を思い出すと日々の子供たちの成長に驚かされます。

 そんなある日のきりん組の子供たちの様子を紹介します!

 いつも一緒に遊んでいるAちゃんBちゃんCちゃん。何をするにも一緒です。ところがここ最近よくけんかをするようになりピーステーブルで話する姿を見かけます。今までは泣いて職員に助けを求める事が多かったのですが、自分達で解決しようとする姿がみられるようになったのです。これも成長♪と嬉しく思っていた私。話し合い後、ピーステーブルでの話を聞くと「一緒に遊んでくれなかった」「一緒に並べなかった」とのこと。自分の主張が強くなり、また言葉もはっきりしてきた事で、相手を傷つけてしまう言葉にもなっていたのです。また自分の気持ちを相手に押し付ける、言うことを聞いてくれないと嫌、等々。子供たちもそんなことはダメとわかっていても、大好きな友達と一緒がいい。という自分の気持ちが勝る事で言ってしまうんですね。そんなとき私はいつも「自分がされて嫌なことはお友だちも嫌だと思うよ」と話しています。頭ではわかっていても難しいことですよね?

   自分の主張だけではなく、相手の話を聞いて、自分の考えを変える事。言葉・表情・動作で相手の気持ちを考える事。お互いを思いやる気持ちを育てるために、今はけんかも大切な関わりの1つです。

 けんかするほど仲がいい!とも言いますしね♪すべて大人が仲裁するのではなく、子供たちが自分で考えて解決できるよう見守りながら、時には解決できるよう導きながら日々保育しています。

 たくさんの成功体験、失敗体験を繰り返しながら絆を深めていってほしいと思います。

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熊谷 直美

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