木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「新たな環境で」(1歳児あひる組編)

2015.05.16

新入園児と在園児が同じ部屋で新しい環境の中で過ごす様になり、1ヶ月が経ちました。少しずつ子ども達は新しい環境に慣れてきています。子ども達は新しい環境の中で一緒に生活している事で徐々に新しい友達とも関係を作り友達意識が芽生え始めました。今までいた友達と新しい友達と生活を通して刺激を受けて様々な事を吸収しています。
その中での子ども達の姿です。
園庭に出て子ども達は自分達が遊びたいと思う遊びを行っている中で砂場で何人かの子ども達が遊んでいました。B君とAちゃんが遊んでいるとAちゃんが使っているシャベルがなくなってしまいました。その困っているAちゃんにB君から「はい、どうぞ」と近くにあったシャベルを渡しました。するとAちゃんはニコッと笑顔になり、二人でコップの中にシャベルで砂を入れてパカッと出して型抜きを楽しみました。
子ども同士のやり取りは日常の中で、気持ちを代弁して「A君が使っているよB君“かして”と言うんだと」などと関わり方やその場に応じた言葉掛けを保育士が遊びや生活の中で子ども達に関わって、丁寧に行っています。子ども達はその様子を見ていて、少しずつ言葉で伝える様になり、泣いて訴える事も少なくなり、友達という存在を意識してきています。
子ども達は保育園という社会の中で生活の力や知識、遊び方を学ぶと共に対人関係を身に付けています。その中で一緒に過ごしている友達を友達として捉えられる様になり、少しずつ友達という存在を気にする様になります。今の時期に子ども達が感じる友達との関係が発展し成長する事で相手の事を考えたりしていく様になります。なので保育者も子ども達同士の関わりが上手にできる様に援助していこうと思います。
これからの子ども達の更なる成長が楽しみですね♪

 

藤内 駿

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