小さなもみじの物語

2015 年 2 月 28 日 土曜日

1月の終わりにお店屋さんごっこがありました。幼児組では子どもたちにお店屋さんごっこをする事を伝え、何のお店を開きたいか?を聞いたりお店屋さんをやりたい、お客さんになりたいというのを子どもたちが選びました。お店毎にどんな品物を作るか?等相談をし、準備を進めてきました。
私は食べ物屋さんの担当になりました。どんな素材を使って作るか話し合いながら少しずつ完成させていきました。
しかし、私が少しお休みをしていると品物作りは進んでいませんでした。もともと、食べ物屋さんをしたいと言っていた子は、6人しかいなかったので、お店を開く事が出来るのか…と私は不安になりました。朝の自由時間に子どもたちと一緒に「どうしよう…品物間に合うかな?」「あとどれくらい作ったらいいのかな?」と話しながらオムライスを作っていました。

img_4130するとそんな話を訊いてか知らずか、違うお店を選んでいた年長のAちゃんが「先生、食べ物やさん手伝ってあげようか?」と声を掛けてくれたので「ありがとう。手伝ってくれるの?」と答えると「うん。手伝いたい」と言ってくれました。その後、Aちゃんからの「先生、デザートが作りたいから入れ物ちょうだい」という言葉をきっかけにBちゃんは「私もデザート作る、これはラムネ。」と言って水色の画用紙を細かく切り始めていました。それを見たCちゃんも「私はチョコにする。」と言ってお花紙を丸めて丁寧に容器に詰めていました。その後も「そっか、じゃあアイスもあったほうがいいね。」と子どもたちの間で、様々なアイデアや意見が出ていました。個々に考えていると、なかなか進まなかった食べ物作りも次々と出来上がってきました。
当日はお店番やお客さんになり、ぎこちなかった対応も繰り返していく中で、やりとりも上手になってきました。レストランにも沢山のお客さんが来て、大忙しの食べ物屋さんは大盛況でした。
子どもは、遊びや目の前にある事1つ1つに対して真っ直ぐに取り組んで楽しんでいきます。時には、悩んだりお友だちとぶつかったり、協力したりしながら遊びを発展させていきます。その中で、1人だけでは思いつかなかった遊びや物事も他の子どもたちが関わっていく事で子ども自身が考えて、様々なアイデアや遊びが盛り上がっていきます。
私たち保育士も子どもたちが今何を求めているのか?どんな事をしたいのか?をよく見極めて、その為の準備をしたり手助けをしていき、沢山の体験が出来るように心掛けていきたいと思います。

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中川智香子

2015 年 2 月 21 日 土曜日

2月の始めに、移行が行なわれました。各クラス、今までとは違う環境になり、子ども達はとても新鮮な気持ちで毎日過ごしています☆
ひよこ組の保育室もガラリと雰囲気が変わり、玩具なども今までとちょっと違うものになり、子ども達は毎日楽しく遊んでいます。数ある遊びの中で、ひよこ組の子ども達が一番好きな遊びは、おままごとです♪人形をベットに寝かせ、人形のお腹をポンポン優しく叩いている姿を見つけました。これは、午睡中、保育士が子ども達を寝かし付ける時に行なっているのを真似しているのかなと思いますが、とても可愛い姿でした。今までは、力の加減が出来ず、力いっぱい友達の手を引っ張ってしまったり、人形のことを強く叩いていたのに、優しく叩いてトントンしてあげていました。今では、保育士が間に入り、遊びを促していたのに比べ、今では子ども達だけで立派なごっこ遊びを展開させています♪一人遊びを楽しんでいた子ども達は、友達と遊ぶ楽しさを経験し、それを好むようになり、集団で遊ぶようになります。
先日、おままごとコーナーでAちゃんがいつもの様にテーブルいっぱいに皿を並べて遊んでいると、Bちゃんがやってきて、何も言わずに椅子に座りました。すると、AちゃんはBちゃんの前に皿やコップを置き、「Bちゃん、どーぞ!」と声を掛けていました。Bちゃんはとても嬉しそうに笑い、コップでジュースを飲む真似をしていました。その二人の様子を見ていた他の子達も椅子に座り始めました。気付くとおままごとコーナーには子ども達でいっぱいになっていました♪子ども達は友達の目を見て笑い合い、何やら会話もしているようでした。
時には、自分の気持ちを強く主張し、玩具を取り合ったり、相手を拒否する姿も見られます。そういったやりとりの中で、しぐさや単語・二語文を学び、気持ちを伝える力を身に付けていけるようになりますが、これは大人との関わりだけでは成長することは出来ず、子ども同士の関わりでこそ、経験し成長していけるのもだと思います。
ひよこ組の子ども達を見ていると、友だちと一緒に関わることの大切さ、素晴らしさを改めて感じることが出来ます☆これからの、子ども達の成長が楽しみになりますね♪

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伊藤 翠

2015 年 2 月 13 日 金曜日

2歳児のお部屋へ移行して2週間が経過したあひる組。新しい環境に不安定になったりしないか?心配していましたがそんな様子はなく、いきいきとした表情で過ごしています。
あひる組の子どもたちが大好きな時間は給食の時間です!給食の時間になるとみんな夢中で食べ始め、あまりの真剣さに部屋が静まり返っている程です。そんな中、新たなことを始めてみました。おかわりを自分で配膳テーブルにいる職員のところに取りに行くということです。ご飯をおかわりしたい時はご飯の器、おかずをおかわりしたい時はおかずの皿、デザートはデザートの皿、汁物は汁物の皿を持って自分で取りに行くというやり方です。ちょっと難しいかな?と思ったのですが子どもたちの順応性は素晴らしいもので、一度伝えたら聞いたことを理解し周りの友達がやっているのを見ながら少しずつ出来るようになりました。こぼさないように両手でお皿を持ってゆっくり運んでいます。
もともと食事が大好きなあひる組でしたが、中には食の細い子もいます。Aくんは少し食べるとそれで満足してしまうのか食事が進まず、周りの友達が食べ終わっても最後まで座っていることが多いです。しかし、このスタイルを始めると普段おかわりしないAくんもいつもより早く完食し、目を輝かせておかわりを取りにくるのです!
また、苦手なものは断固として食べなかったBくんもおかわりを自分で取りに行きたいという気持ちから一口は頑張って食べてくれるようになりました。食べる楽しみの他にも自分で取りに行くという楽しみも出来た様です!!そんな子どもたちの姿を見て例年より少し早くこの食事スタイルを始めて良かったと実感しました!
おかわりを自分で取りに来るという経験を通して自分で選び、自分で決め、それを伝えるという力がつきます。今までは職員からの発信でそれに対して子どもたちが答えていましたが、これらの経験を通して少しずつ子どもたちが自分で考え選び自ら伝えらるようになってほしいと思っています。食事を通して行っていることを事例としてお伝えしましたが、遊びや生活の様々な面にも通じることだと考えています。
私も食いしん坊なあひる組の一員です!これからも子どもたちにとって食事の時間がさらに楽しみな時間になるような工夫を今後も考えていきたいと思っています!


広瀬 美穂

2015 年 2 月 7 日 土曜日

木月保育園では、毎年りす組の幼児組への移行が1月におこなわれています。4月からの幼児組へ進級してからの生活がスムーズに行えるよう準備期間としての2階において幼児組との一緒の生活になります。
冬休みが明けての自由時間に担任が移行の準備をしていると「それ、お二階で使うの?」っとA君が話しかけてきました。「そうだよ。もうすぐ幼児組さんのお部屋に行くからね。」っと私が答えるとA君はちょっと悔しそうに「僕は青グループじゃないからまだなんだもん。」っと答えました。A君はきっと楽しみと期待で一杯なんだろうと思いました。
他のグループが二階へ移行する中、A君が「僕ね、ぞう組(5歳児クラス)のB君から黄色カバンもらうんだ。だからそれを持ってお兄ちゃんと一緒に階段登って行くんだよ。」っと嬉しそうに教えてくれました。
一階のりす組では時々「寂しい、うらやましい」っと言う声が聞かれます。それが幼児組への今回の移行でわかったことです。それは、今までの一人遊びから集団を意識出来るようになった事やみんなでいる事が楽しいとわかってきたからこそ感じられるようになってきたのだと思います。
二階へ移行して不安になった子もいましたが、りす組が毎週増えていく事で安心して笑顔も増えてきました。移行してきた様子を見ていても、最初は興味を持ったパズルなどの手先遊びをやっていて、お兄さんお姉さんに手伝ってもらっていたのがお兄さんお姉さんがやっているカプラやスカリーノの積木遊びを側で見ていて一緒に参加させてもらったり、見よう見まねで自分で作ってみたりする姿が見られるようになってきました。 大きい子達がやっている物への興味や関心を持ち一緒にやりたい気持ちが芽生えるのも異年齢保育で生活しているからこそ、見られる子ども達の成長だと思います。
私達保育士だけでは出来ない子ども達の世界を大切に伸ばしていきたいと思います。

 

斉藤 操