木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「○○って言えるかな?」(3・4・5歳児幼児組編)

2014.11.29

 陽が落ちるのも早くなり、すっかり冬の気配を感じるようになりました。子どもたちは少し寒くても、戸外で元気に走り回っています。たくさん外で遊んで、室内に帰ってきて、まずやることが“手洗いうがい”ですよね。これからインフルエンザの季節ということもあり、幼児組の11月の目標は『手洗いうがいをしっかりしよう』でした。子どもたちは面倒だったり早く遊びたい気持ちが強く、手洗いうがいをサッと済ませようとしてしまいます。
 木月保育園では数年前からビオレの手洗いのうたと、うがいをするために見上げれば水道の上に見える“とまとさん〝を見ながら、「とまと」と言ううがいを子どもたちに伝えています。
 目標の話をした時に、隠れキャラのとまとさんを思い出してもらいたくて、「みんな、とまとさんは見えてるー?とまとさんを見ながらとまとって言えるとすごいんだよ!ちょっと下手っぴさんだと…水を飲んじゃうからね!飲まないでできるかな~?できたら教えてね☆」と言うと…みんな笑いながら「できるもん!!」と自信満々!!その日から、園庭から帰ってくるとすぐさまAくんは「とまとって言えたよ!」と笑顔で言ってくれたり、はたまたBちゃんは「とまとって言ったら失敗して服が濡れちゃった☆」とびしょびしょの服を嬉しそうに見せてくれました♪
 ちょっとした言葉ですが「こんなことできるかなー??」と挑戦状を叩きつけられると、無邪気に挑戦する子どもたち。少しのきっかけを与えれば自分たちで楽しみながら成長をしてくれます。大人にとっては当たり前ですが、子どもたちができるようになることはとてもすごいことです。ささいなことでも「できたよー」とアピールしてくる子に「すごーい!!」と言うだけで、喜び、また次も頑張ろう、次はこんなことができるようになりたい、と思ってくれます。忙しいと小さなことに反応できない時もありますが、少しの余裕を持って、子どもたちとできるようになった喜びを共有し、成長へとつなげられるといいですね。
 これから益々寒くなってくるので、手洗いうがいをしっかりして、体調を崩さないようにしたいですね。是非親子で『とまと』にも挑戦してみてください。img_3644

 

森田淳子

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