木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「初めてのお当番」(りす組編)

2014.07.19

 りすぐみに進級してから早3ヶ月。泣いていた子ども達もすっかり担任に慣れ、お友だち同士で名前を呼び合い、同じ遊びをするなと、関わりも日に日に多くなってきました。
 りすぐみでは6月上旬よりお当番活動を開始しました。お当番さんは二人一組。朝、給食の先生に今日のデザートを聞きに行き、みんなに報告したり、朝の会・帰りの会ではみんなの前に立ち、号令をかけてから歌を唄います。お当番活動を始めていく事で、人の役に立つという経験が意欲につながり、「やりたい」お手伝いを「楽しい」と感じ、やり通す事・継続する事で忍耐力が養えます。
 そのような中、6月からは新しいお友だちも増えました。まだお母さんと離れる時に悲しくて泣いているAちゃんの手を握り、「大丈夫だよ!!ママ、お仕事終わったらただいまーって帰ってくるよ!!」に対して「一緒に遊ぼう!!」と声を掛けてくれる同じグループのBちゃん・Cちゃん。活動への移動の仕方や玩具や洋服の片付け方など、2人がAちゃんにいつも自ら進んで教えてあげているという光景を目の当たりにしていると、子ども達の成長を日々実感しています。
 お手伝いを通し、「ありがとう」と感謝される事で人の役に立てた喜びを実感します。また、最後までやり遂げた達成感から、自分に自信が持てるようになっていきます。そして、自分で判断し、自分から行動できるようになります。また、保育園で生活をしていく中で子どもと一緒にお手伝いのやり方やコツを教えてあげたり、会話をしながらお手伝いをしていくことで、人とのふれあいを深めています。このような日々の関わりがAちゃんへの対応につながっていったのかもしれませんね。
 小さな事からコツコツと…この言葉通り、少しずつ色々なお手伝いをしてもらう事で子ども達にお友だちに対する思いやりや、自分自身に対しての自信をつけてもらいたいと思っています。

豊田 幸代

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