小さなもみじの物語

2014 年 7 月 26 日 土曜日

 やっと梅雨も明けましたが、先月は室内や廊下を開放して遊ぶ日が多くありました。そして暑い日が多く子ども達が汗をかいた日はシャワーを行なっています。
 その中、室内でAちゃんとBちゃんが同じ玩具で遊ぶということがあります。今までは友達と同じ玩具で遊んでいる時はAちゃんが「これは私の物、私が使っているの」と主張するかの様に泣いていたり物を取ることが多く見られました。ところが先日、ダンボールで作った玩具入れにAちゃんがボールを入れるとBちゃんが取り出して、中身がないことを二人見たらBちゃんがボール入れAちゃんが取り出すという遊びをしていました。一度だけではなく何度もその遊びを行なっていました。
 今までは一人遊びが多く見られていましたが、月齢が高いこともあり並行遊びということが出来る様になりました。並行遊びは一人遊びをしていくようになると今度は少しずつ周りの子どもが行なっていることに興味や関心を示すようになります。そして友達がやっている遊びを自分もやるようになります。今回は相手の子どもがボールを置くまで待つというお互いを信じるというものを見ることが出来たと思いました。
 ひよこ組の子ども達は成長と共に遊びも変化していき成長していきます。なので、これからもこのような遊びがひよこ組の中で増えていくことが出来るように子ども同士の関わりを援助しつつ見守りながら、子ども達の関わりをサポートしていきたいと思っています。

 

藤内 駿

2014 年 7 月 19 日 土曜日

 りすぐみに進級してから早3ヶ月。泣いていた子ども達もすっかり担任に慣れ、お友だち同士で名前を呼び合い、同じ遊びをするなと、関わりも日に日に多くなってきました。
 りすぐみでは6月上旬よりお当番活動を開始しました。お当番さんは二人一組。朝、給食の先生に今日のデザートを聞きに行き、みんなに報告したり、朝の会・帰りの会ではみんなの前に立ち、号令をかけてから歌を唄います。お当番活動を始めていく事で、人の役に立つという経験が意欲につながり、「やりたい」お手伝いを「楽しい」と感じ、やり通す事・継続する事で忍耐力が養えます。
 そのような中、6月からは新しいお友だちも増えました。まだお母さんと離れる時に悲しくて泣いているAちゃんの手を握り、「大丈夫だよ!!ママ、お仕事終わったらただいまーって帰ってくるよ!!」に対して「一緒に遊ぼう!!」と声を掛けてくれる同じグループのBちゃん・Cちゃん。活動への移動の仕方や玩具や洋服の片付け方など、2人がAちゃんにいつも自ら進んで教えてあげているという光景を目の当たりにしていると、子ども達の成長を日々実感しています。
 お手伝いを通し、「ありがとう」と感謝される事で人の役に立てた喜びを実感します。また、最後までやり遂げた達成感から、自分に自信が持てるようになっていきます。そして、自分で判断し、自分から行動できるようになります。また、保育園で生活をしていく中で子どもと一緒にお手伝いのやり方やコツを教えてあげたり、会話をしながらお手伝いをしていくことで、人とのふれあいを深めています。このような日々の関わりがAちゃんへの対応につながっていったのかもしれませんね。
 小さな事からコツコツと…この言葉通り、少しずつ色々なお手伝いをしてもらう事で子ども達にお友だちに対する思いやりや、自分自身に対しての自信をつけてもらいたいと思っています。


豊田 幸代

2014 年 7 月 12 日 土曜日

 雨が降ったりやんだりの、イヤ~な梅雨も、そろそろ終盤。7月から蒸し暑い日には、シャワーや水遊びなど、夏らしい遊びが始まり、きゃっきゃと声をあげて喜ぶ笑顔溢れるあひる組です。一歳児のこの時期は、いろいろな感情が芽生え始め、今までは、快不快だけで泣いたりぐずったりしていた感情から『自分の要求を相手に認めてもらいたい』『相手の気持ちを少しずつ感じる』という感情が、心の中に大きく芽生えてきます。友達との関わりの中でも、今までは、遊具の取り合いなどの場面では、いくら保育士に『〇〇ちゃんも使いたかったんだって。貸してあげようね?』と言われても、おもちゃは渡したものの、何だか気持ちが不快(納得いかず)で、ベソをかいたり、その場から離れてしまったり…でも、今では、自分の中で気持ちを整理しようと、考える力も少しずつ育ってきているので、保育士の話を真剣な表情で聞いたり、それを自分の中で、消化しようと試みる様子が見られてきています。
 そんなある日の出来事です。マジックテープでつなげる電車を、長く繋げて遊んでいたAくんの電車を、Bちゃんが横から取ってしまったのです。Bちゃんは普段、電車で遊ぶ事などあまりなかったので、きっとAくんと遊びたかったけれど、それを上手く伝える事が出来ずに、A君が使っている物を取る事で、自分の存在や気持ちをアピールしたかったのでしょう。そんなBちゃんの気持ちを、それまでの様子から察知した私は『Bちゃん、Aくんと遊びたかったみたいよ!?電車半分こにして、一緒に遊んであげる?Aくん電車繋げるの上手なんだよね?』と言うと、初めは、使っていた、なが~く繋げた電車を半分にしなければならないので、Aくんはグズっていました。『Bちゃん、Aくんが大好きだから、一緒に遊びたいって…』という私の言葉とBちゃんの悲しそうな顔を見て、Aくんは少し考えていました。大人がそばにいては、そのまま自分の気持ちを通してしまいそうでしたので、私はその場を離れ、遠くから、少し様子を見てみる事にしました。すると数分後。AくんがBちゃんに優しく電車の遊び方極意を教えてあげている姿が…赤ちゃんだった今までにはなかった素敵な展開です。img_0040
 友達を意識するようになると同時に『集団』という生活が、家とは違うのだという事にも気付いてきます。4月当初、朝片付けをして、朝の会を始めようとしても、新入園児のお友達は、まだ『集まる』事の意味がわからず、好きな遊びを続けている姿が多く見られました。でも、毎日繰り返し行っていくうちに、今では保育士の声かけにより、保育士の周りに集まり、話を聞いたり絵本を見たり、集団行動の習慣が身に付き、周りの様子を見て考え、皆と一緒に行動する事に気付きだしているのです。見てください、この集中力!img_0073
 この様に、子ども達は日々成長しています。時にはまだ、自分の気持ちが上手く表現出来ない為、手が出てしまったり、噛みついてしまったりする事もあります。保育園では、子ども達の成長の1つと受け止めながらも、ケガの無いように注意を払っていますが、保護者の皆様にはご理解・ご協力を頂き、これからも、その時その時の、個々の成長過程を受け止め、見守っていきたいと思っております。

 

中谷 美帆

2014 年 7 月 5 日 土曜日

 少しずつ夏に近づき、ジリジリと暑い日が続いています。そんな中でも子ども達は元気に過ごしています。
 お友達とのやりとりの中で自分の思いがうまく伝わらなかったり…けんかになってしまう場面も多々あります。先日も年少児が泣いていました。その子自身がどうするのか、少し様子を見ていましたが、しばらくしても泣いていたので近寄っていき話を聞こうと歩き始めました。すると、側にいた年長児が年少児の目線まで腰を下ろし「どうしたの?泣いてたら分からないよ」と優しく話し掛けていました。その後も状況を考えて「○○だったの?」「○○したかったの?」と言葉に出来ない思いを聞いていました。
 また、別の日にも年少児がおもちゃを巡ってけんかをして泣いていました。その姿を見て年中児の子どもが2人の気持ちを聞いて1人ずつの肩に両手を置いて「○○だったね。もう遊んでいいよ。」と声を掛けると2人も納得したのか遊び始めていました。
 そんなやりとりの関わる姿を見て私だったらどんな風に声を掛けていたのかな?と自分自身を振り返りました。子ども達の優しいまなざしや接し方、どんな風に話したら聞いてもらえるかな?自分だったらどうされたいかな?等相手の気持ちを思いやる事が垣間見えた場面でした
 異年齢児との関わりは、年上の子どもが年下の子どもを助け優しく接する事も重要です。また、年上・年下に関わらず子ども達が日常生活等の中で知っている事は教え合い、困っている友達には手を差し伸べる・思いやる気持ちを持つ事が出来ればと思います。クラスの子や異年齢の子ども達が集まる中で、色々な人と関わるという事は色々な人がいるという事を知るきっかけとなります。そして、その人達から充分な愛情と信頼、それに優しさを受け取る事で他の人に対しても同じような事が出来るようになるのです。
「~だからしてあげる」という一方的な気持ちからではなく、自然な気持ちやさりげない関わりを持てる事でいつでも友だちにそのような関わりが持てるようになるのではないでしょうか。
 一人ひとり顔が違うようにその思いも様々です。世の中には色々な人がいるのだと思う事。その一人ひとりを認め受け入れる事が、人と関わる「力」を育てる第一歩となるのではないでしょうか。そんな子どもたちの一歩を大切にしていきたいですね。

 

中川智香子