木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「 おしりを上げて、きゃっきゃきゃ! 」(ひよこ組編)

2014.03.23

  一人ひとり、言葉や声で表現したり、気持ちを表そうとする姿が、とても多くみられるようになってきたひよこ組のこどもたち。少し前までは、歩く姿もぎこちなかったけれど、今では、堂々と、しっかりと歩いたり、早く歩いたりすることもできるようになりました。遊びでは、ブロックを積み重ねて、電車や車に見たてて遊んだり、ぬいぐるみをだっこやおんぶをして、カバンを持って買い物に出かけたり、レストランをするおままごとが大好きです。最近では、友だちとのやりとりが、さらに楽しくなってきている様子です。「おいでー」と腕を伸ばして手の先を上下に揺らして友だちを呼んだり、友だちの横に座って、アイコンタクトをしながら遊ぶ場面も増えています。
 数日前、子どもたちの可愛い場面がありました。いすに数人で座って絵本を聞き終えた後。ふとAくんが床に手をつき、おしりを上に突き上げて楽しそうに声を出しました。すると、そばにいた友だちも一緒になって、その姿を真似し始めたのです。しばらくやった後に、顔を見合わせながら、笑いあう子どもたち。
 この時期は、自分の意思で身体を動かせるようになり、気持ちを伝えようとする欲求が高まり、身近な人や物に自分から興味を持ったり働きかける意欲が育ってくるのが特徴です。時には、大人の気持ちを引こうとして、乗ってはいけないと分かっているテーブルに乗ったり、またそれを見た、同じく乗ってはいけないと分かっているほかの友だちがテーブルに乗る、ということもあります。子どもたちなりに、メッセージを込めて、周りの友だちや大人たちに向けて気持ちを伝えようとしています。
 Aくんは、周りの友だちが真似をするとは思っていなかったのかもしれませんが、その彼の姿から、周りの友だちが模倣し、楽しさや一緒に過ごす喜びを共感する瞬間となったのでした。もうすぐ進級ですね。これからも元気いっぱいに成長してほしいですね!!

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和泉 正明
 

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