木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「むかしから伝わるあそび」(りす組編)

2014.01.12

 9日に木月保育園は、地域の方々もお呼びして「伝承遊び」を行いました。コマやめんこ、福笑いなど昔ながらの遊びを大人から子どもまた、子どもから子どもへと伝承していき、みんなで参加しました。特に“わらべうた”では、それぞれのクラスでいろいろなものを子ども達に伝えていたので、一番馴染楽しんでいたように感じました。りす組でもわらべうたはとっても人気で、一度教えるとその日一日中口ずさんでいたり、日常生活あらゆる場面で耳にする程です!!
 その中でも?おじいさん~おばあさん~なにくってかがんだ えびくってかがんだ?という【役を交代する】という目的で行うわらべうたが人気で子ども達もよく口ずさんでいます。みんなで円になって真ん中に一人か二人入っておじいさん・おばあさん役。このお友だちは杖を持って腰をかがめて歩き、歌が歌い終わったところで目の前にいたお友だちと役を交代するというものです。
 ある日。おままごとをしていて「○○ちゃんおばあさんやってね」なんて言葉が聞こえると自然と他のお友達が?おじいさん~おばあさん~・・・?と歌いだしみんなで気付けば歌って笑って。。。という姿が見られました。
 わらべうたは、言葉の言い回しはその地方の風習や遊びによって多少違っていますが、日本語の持つリズムや2拍・4拍といった歌のリズムは同じなのでいつの時代に受け継がれても親しみやすく覚えやすいようです。その為か、子どもにとっても新鮮で言葉の意味がわからなくても、仕草も含めてついやってしまうものなのかもしれません。
 この“わらべうた”は、体全体を使って行う事により運動機能を高めたり、人との関わり方・ルールなど、発達に合わせたものを伝えていく事で学んでいけるようになっているのですね。昔からの遊びが今も受け継がれているのは、役割を与えられたり、関わって遊ぶ事で心と心が触れ合い、温かみや懐かしさを感じることが出来るからだと感じました。それだからこそ、子ども達も馴染やすいのですね。

市川 めぐみ

top