木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「優しさキラリ☆」(りす組編)

2013.09.08

   今年の夏は本当に「猛暑」という言葉がぴったりなとても暑い日が多かったですね。でもそのおかげで子ども達は夏の遊びをたくさん経験することが出来ました!!光化学スモックの影響でなかなか夕方園庭に出ることが出来なかったのですが、8月後半頃から少しずつ風が気持ちいい気候に変わり、園庭で遊ぶ日も増えてきました。
みんなは久しぶりの園庭!!子ども達がくつをはく時に、そんなにすんなり履けたかしら?と思うほどスムーズに履けている姿をみて一か月の成長を感じました。
   虫採集が大好きなりすさんは「セミ」に多くの子ども達が夢中になっていました。「せんせい!セミのこえがする!」と言われ手をひかれ木に止まっているセミを発見!!・・・ですが私はセミが苦手。。。。「よしっ!見張ってるから他の先生に採ってもらおう!」と木を見上げている事が多くなりましたw
その時どこからか子どもの泣き声が。。。
   「あっ誰か泣いてる」と私がポツリつぶやくとA君が「えっなに?」と私の言葉を気にしている様子。「誰か泣いてる声が聞こえない?どうしたんだろう」というと私と一緒に泣いている子を探してくれました。そして私が「○○ちゃんが転んでる」というよりも早くA君が走ってその子のそばに行き「だいじょうぶ?ころんじゃったの?」と声かけていました。そして両手を出して起こしてあげていたのです!!やさしいな~紳士だな~と思いながら見ていると
「手、ぱんぱんってしてごらん」と言い転んでしまった子が手をパンパンとし砂を払っているとその間に膝についた砂を払ってあげていました(@_@。保育者が普段子どもたちにしている対応をよくみているんですね。 そして子ども同士の思いやりの心や、先生ではなくお友達に素直に甘えられるというつながりの深さにも関心とまた成長を感じました。
   お友達に素直に甘えるという事は、なかなかすんなり子どもも受け入れられないものだと思います。子ども同士の関わりが増えてくる中で、お友達との信頼関係を築いていってるんだなと思いました。乳児組と幼児組の中間地点の2歳児 りす組さん。小さいお友達と遊んだり、お兄さん・お姉さんと一緒に過ごす中で、人とのかかわり方や思いやりの気持ちを感じ、自分なりの方法で吸収し成長していっているんですね。
   泣いていたり、困っている子をみつけたら「だいじょうぶ?」「どうしたの?」と自然に出てくる子が増えていけたらいいなと思います。

市川 めぐみ

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