小さなもみじの物語

2013 年 9 月 29 日 日曜日

 朝夕の冷え込みが感じられるようになり、少しづつ秋を感じる季節になってきました。日中はまだ暑い日も多いので、長袖と半袖の判断が難しい時期ですね。
 最近、幼児組では友だちとの関係がとても強く見られ、一緒に遊んでいる姿も見られます。時々、ケンカも見られますが、ピーステーブルで話をして仲直りをし、すぐにまた笑顔で遊び始めています!今回は、素敵な関わりが見られたエピソードを紹介したいと思います。
 自由遊びの時に、突然、泣き出してしまった子がいました。どうしたのかな?と近くに行こうとすると、すぐ横にいた年長組の女の子が、泣いている子に、『どうしたの?』『なにがあったの?』と聞き、話を聞いていました。すると、近くにいた年中組の子が、また、『どうしたの?』と話を聞きに来ました。さらにそれを見た年中組の友だちが『どうしたの?』『大丈夫?』と、どんどん集まり、みんなで『悲しかったんだね』『嫌だったね』と話を聞きながら、気持ちを共感し、頭を撫でてあげたりしていました。すると、泣いていた子も『もう大丈夫!!』と笑顔になり、コーナーへ行き、楽しそうに遊び始めていました。泣き止んで遊びに行った子を見ると、集まった子どもたちで『良かったね。』と、とても優しい顔でほっとしたような表情をしていました。泣いていた子に話を聞くと、『さみしくなっちゃったの。』と教えてくれました。
 『お姉ちゃんたちが優しくしてくれてどうだった?』と聞くと、とても嬉しそうに『うれしかった!!』と言っていました。泣いていた子に話を聞くと、『寂しくなっちゃったの』と教えてくれましたが、『お姉さんたちが優しくしてくれてどうだった?』と聞くと、にんまりと笑って『嬉しかった!』と言っていました。
一人の子が泣いている子に気付き、それを見て他の子が気付き、優しさが広がっていく素敵な場面でした。
 このような関わりは、子どもだけでなく、普段、関わりのある大人の接し方が深く関係していると思います。園では、泣いている子に対する保育者の対応を見て真似をしようとしたり、例えば、電車やバスなどでお父さんやお母さんがお年寄りに席を譲ってあげる姿を見ることで、目の前で困っている人がいたら助けようとする気持ちが芽生えるといったように、大人が日頃から人に優しく、親切にする姿を見せていくことが大切だということですね。
 これからも泣いている子に気付く優しい子、それを見て自分も行こうとする優しさを持った子、優しくされた子が大きくなった時に、年下の小さい子に同じように優しく出来るようなる子。このような子ども達に成長してもらうためにも大人が見本となり、思いやりの心を伝えていきたいと思います。

鈴木 辰徳

2013 年 9 月 23 日 月曜日

最近のひよこぐみさんはお友だちとの関わりがだいぶ増えてきました。ある日お部屋で転んで泣いている子がいました。近くにいたAくんが保育士に指さしをして泣いているよと教えてくれています。保育士が「泣いてるね?いいこ、いいこしてあげて」と言うとAくんはその子の近くにいき゛いいこ、いいこ″して顔を覗き込んでいます。保育士が「ありがとう」とAくんの頭を撫でると、とても嬉しそうな表情のAくん。またある日今度は寂しくて泣き出してしまった子に対してもAくんは自ら頭を撫でにいっていました。その様子を見ていてこちらもとても優しい気持ちになり、保育士の普段の姿を見て習得しているのだなと感じました。後日、Aくんの姿を見ていたのか、ふとBくんも泣いている子を見つけ“いいこいいこ”していました!大人の真似をする姿と友だちを通して真似する姿を垣間見ることが出来ました☆  この子どもたちが行った模倣とは言葉の発達や物事を覚えていく課程でとても重要なことです。言葉の発達においても、1歳半頃の言葉が活発に出始める頃には一つ一つ言われた言葉をまねをするオウム返しなどの繰り返しが多くなるものです。人とあいさつをかわすことも同じことをしてみせるのはコミュニケーションの入門編と言われています。コミュニケーションの第一歩を大事に保育していきたいと思いました。

西山 梨絵

2013 年 9 月 15 日 日曜日

   沢山の経験をする中で色々なことばを理解出来るようになったあひるぐみの子ども達。
ことばでのやり取りも少しずつ増えてきました。
   お友達とのやり取りの中で「かして!」「あとで!」というやり取りをよく耳にします。
「あとで!」とは言っても中々待てずに泣いてしまったり、ずっと使い続けている姿や使いたくて無理やり取ってしまったり…しばしばトラブルになってしまう事も…   また、「だめよ」という事もあり保育士が間に入り、「いま使ってるよ」等他の伝え方も知らせていっています。しかし、少しずつ違う姿も見られるようになってきました。
    いつものように「かして」「あとで」というやり取りがありました。「かして」と言った子には「今Aちゃんが使っているから少し待ってようね」と伝え「あとで」と言った子には「Bちゃん待ってるからあとで貸してあげてね」と伝えました。私はずっと使っているかもしれないなと思っていたのですが、しばらくするとBちゃんが「かして」と言っていたおもちゃで遊んでいました。Aちゃんに「ちゃんと貸してあげたんだね」と言うと笑顔でうなずいていました。
   大人から見るとなんで貸してあげないのかな?沢山持っているから1個貸してあげればいいのに…と思う場面に沢山出合います。すぐに貸してあげられない場面にもどかしさを感じる事もありますが、子どもは自分なりに考えて行動しているのだと思いました。大人も同じですが自分自身が考えて、気持ちが満たされていると自分以外の人の事を考えられたり、自分の物を分けてあげる事が出来るようになるのだと思います。
   自分だけのものという満足出来る時期があるからこそ、貸してあげるという事も出来るのかも知れません。今すぐには出来なくても「いつか」出来ると信じて焦らず子どもの姿を見ていきたいですね。

 

中川智香子

2013 年 9 月 8 日 日曜日

   今年の夏は本当に「猛暑」という言葉がぴったりなとても暑い日が多かったですね。でもそのおかげで子ども達は夏の遊びをたくさん経験することが出来ました!!光化学スモックの影響でなかなか夕方園庭に出ることが出来なかったのですが、8月後半頃から少しずつ風が気持ちいい気候に変わり、園庭で遊ぶ日も増えてきました。
みんなは久しぶりの園庭!!子ども達がくつをはく時に、そんなにすんなり履けたかしら?と思うほどスムーズに履けている姿をみて一か月の成長を感じました。
   虫採集が大好きなりすさんは「セミ」に多くの子ども達が夢中になっていました。「せんせい!セミのこえがする!」と言われ手をひかれ木に止まっているセミを発見!!・・・ですが私はセミが苦手。。。。「よしっ!見張ってるから他の先生に採ってもらおう!」と木を見上げている事が多くなりましたw
その時どこからか子どもの泣き声が。。。
   「あっ誰か泣いてる」と私がポツリつぶやくとA君が「えっなに?」と私の言葉を気にしている様子。「誰か泣いてる声が聞こえない?どうしたんだろう」というと私と一緒に泣いている子を探してくれました。そして私が「○○ちゃんが転んでる」というよりも早くA君が走ってその子のそばに行き「だいじょうぶ?ころんじゃったの?」と声かけていました。そして両手を出して起こしてあげていたのです!!やさしいな~紳士だな~と思いながら見ていると
「手、ぱんぱんってしてごらん」と言い転んでしまった子が手をパンパンとし砂を払っているとその間に膝についた砂を払ってあげていました(@_@。保育者が普段子どもたちにしている対応をよくみているんですね。 そして子ども同士の思いやりの心や、先生ではなくお友達に素直に甘えられるというつながりの深さにも関心とまた成長を感じました。
   お友達に素直に甘えるという事は、なかなかすんなり子どもも受け入れられないものだと思います。子ども同士の関わりが増えてくる中で、お友達との信頼関係を築いていってるんだなと思いました。乳児組と幼児組の中間地点の2歳児 りす組さん。小さいお友達と遊んだり、お兄さん・お姉さんと一緒に過ごす中で、人とのかかわり方や思いやりの気持ちを感じ、自分なりの方法で吸収し成長していっているんですね。
   泣いていたり、困っている子をみつけたら「だいじょうぶ?」「どうしたの?」と自然に出てくる子が増えていけたらいいなと思います。

市川 めぐみ

2013 年 9 月 1 日 日曜日

   子どもたちは日々いろいろなことにチャレンジしています!また、面白いことには飽きずに何度も繰り返し、大人が「まだやるの?!」と思うくらい続けたりしますよね。以前はお相撲大会が毎日行われるほど相撲が流行っていた幼児組ですが、今は折り紙ブーム☆3歳から5歳まで、みんな折り紙に挑戦しています!人気の折り紙の本は順番待ち。「それ終わったら貸してね~」が合言葉になっています(^-^)
   特に最近は『男の子の折り紙』の本が人気で、恐竜やセミ、カブトムシなど生き物が繁殖(笑)作った生き物を戦わせてみたり、部屋の木にはセミが止まっていたり☆賑やかな光景が広がっています。もちろん簡単な折り紙ではないので、「先生これどうやるの?」も合言葉。しかし、毎日折っていくなかで中割折りやだんだん折りなど難しい言葉や折り方もマスターしていきます!(大人の方がわからなかったりしますよね笑)。時には5歳児が3歳児の折り紙を折ってあげる姿も見られ、頼もしくなってきました!
   折り紙はすることで手先の力や集中力が養われます。また、本を見ながら折るという認知力も高まり、出来た時の達成感も大きいものです。なにより幼児組では自然と折り紙の折り方を出来ない子に教えてあげる姿が出てきました。人に教えるということはその優しさだけではなく、自分ですることより何倍も難しいことなので、その子の力になります。そして、教えてもらった子も、少し自分でアイロンをかけるだけでも”自分でやった”という自信につながっていくのです。このような姿が見られると頼もしいなと思いますね。
久しぶりに大人もやってみると楽しいですよ☆是非お子さんと一緒に作ってみてください!

森田 淳子