木月保育園のブログ「小さなもみじの物語」

「思いやりの気持ち」(幼児編)

2013.06.02

 ある日の昼食の前、お当番さんたちが、他の子どもたちよりも少し早くお部屋に戻ってきました。うさぎ組さん・きりん組さん・ぞう組さんが協力して、昼食の準備をしていきます。テーブルを拭く子や歯ブラシを並べる子、テーブルクロスを敷く子やティッシュや花を置いていく子・・・「そこは拭いたよ」「それは○○テーブルだよ」など子どもたちが声を掛け合いながらいつも進めていっています。
 そんないつもの昼食準備の風景でしたが、配膳をするきりん組さん・ぞう組さんがエプロンの準備を始めました。コーナーで自分のエプロンをつけていたその時、きりん組さんの女の子が、食器など運んでいる職員に「先生、エプロンできないって、やってあげて」と声をかけました。そこにはエプロンをつけて、後ろで紐が結べないぞう組の男の子がやってきていました。声をかけた女の子は、また黙々と自分の支度を続けていました。男の子の紐を結んであげた後に、声を掛けてくれた女の子も紐を結んでもらいにやってきました。
 今までお手伝いや助けてもらうことが多かった女の子ですが、新しいクラスになり、お姉さんの意識も強くなってきたようです☆年下の子だけではなく、上の子であったり、年齢関係なく、困っているお友達がいたら助けてあげたいという気持ちが芽生えているように感じました。自分のことをしながらも、周りの様子やお友達のことをよく見ているんだな~と感心しましたし、困っているお兄さんをとても自然に手助けする姿に驚きました。子どもたち自身がいろいろな事を通して、助け合い、成長していると感じた場面でした♪

坂本 摩利

top