乳幼児教育

人との関わり

2010.11.30

 園ではいつも色々な人が出入りしています。業者の人もいれば郵便配達の人もいます。交通安全の指導で警察官が来たり、消防点検には消防士の方も来ます。そして、朝夕の送迎では、園児に大人気なのはおじいちゃんやおばあちゃんの送迎です。「○○ちゃんのおばあちゃんこれ見て~」とか「△△ちゃんのおじいちゃんこうやるんだよ~」等、自分のおじいちゃんやおばあちゃんのように接しています。
 園では、先生や子ども同士での関わりがほとんどですが、家族を経験する意味でも、社会を経験する意味でも、園で出会う全ての人が大きな「宝」です。保育園では大きな家族の一員としてみんなが関わり、子ども達は、多くの人と関わることにより社会での関わり方を学んでいるのです。
日頃より送り迎えで来ていただいている、おじいちゃんやおばあちゃんに感謝の気持ちを込めまして、子ども達の日頃の発達を見ていただく機会を作るためにも、今年から生活発表会での保護者の参加人数を少しだけ増やしました。どうぞ楽しみにしてください。

おたよりのつづき
 社会が少子化になり、こんなところも変わってきていると言います。それは英語の授業の中でuncle(おじ)ante(おば)という単語の意味を教えても理解できない子がいると言うことです。知っての通り、自分から見て、父方もしくは母方の兄弟姉妹のことを指す言葉ですが、どうも言葉の音だけで判断して、おじさんやおばさん(年をとった人?)との区別がつかないそうです。日頃から接する機会がないと分からないのかもしれませんね。私の年代…?はまだピンと来ませんが、このような子が少しずつ増えてくるのでしょうね。
 そう考えると、何気ない出会いであっても、人との出会いは人を成長させます。必ずしも自分に合う人ばかりではありません。自分と考えが同じ人だけとは限りません。しかし、色々な人がいるからバランスのとれた社会が生まれるのです。子どものうちから色々な人と出会い、色々な人と接することがとても重要なことなのですね。

次回は12月11日頃載せます

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