教育

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「早期教育の落とし穴」

 前回、「あらかじめシナプスを多めに用意しておき、不要になった段階で適当に刈り込み、回路を円滑に運営するというシステムは、人間の脳の発達にとって好ましいことだ」と話した内容に対して、早期教育肯定派の人は、この「シナプスの数が最大になる乳幼児期に、子どもの能力を伸ばすために多くの刺激を与えることが豊かな育児環境である」と唱えるようになりました。ところが、最近になって、あまりにいろいろな刺激を与えるこ

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「最新版!!赤ちゃんの脳の仕組み」

 あけましておめでとうございます。今年も、皆さんの子育てが楽しく行え、子ども達が元気に成育しますことを祈念して、このブログを書いていこうと思っています。 近年、少子化、核家族化の弊害として出てきている問題として、「過干渉」の問題があります。これは昔から言われる「甘やかしすぎたらダメだよ」と同じ意味だと思われる人もいるかと思いますが、実はもっと深刻な問題が含まれています。それは、脳の神経細胞と深い関

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「韓国の子育て」

 韓国にある、延世大学校医科大学小児精神科教授であり、新村セブランス病院小児精神科の医師でもある申宜真が、ずいぶんと昔になりますが、2004年に「かしこい親の子育て術“ゆっくり子育て”はこんなにすごい」(小学館)という本を日本で発刊しました。この本の内容は、教育熱、早期教育に走る韓国の親たちに警鐘をならしたものとして、韓国・中国で30 万部のベストセラーになりました。 申宜真教授の著書は、小児精神

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「教育改革」

 近年、世界中で、教育の改革がされるようになってきて、ずっと教育を変えようとしなかった日本でも、とうとう教育改革が行われることになりました。 最近話題になっている「アクティブラーニング」という言葉はご存知でしょうか?これは、先生からの一方的な授業を聞く事とは対照的に、生徒たちが主体となり、仲間と深く考えながら課題を解決する力を養うのが目的で、その力を養うために討議やグループワークを行う授業のことを

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「数を認識??」

 子どもたちが数を認識するのは、五感を使ったさまざまな場面で行っていることは容易に想像できます。しかし、それを証明することが困難でしょう。どのように認知しているかを何によって判断するかということが課題になります。世界では、その実験をさまざまな方法で行っているようです。多くは、視線の先がどこを向いているか、何を目で追うか、どのように追うかを観察します。また、吸てつ反応と呼ばれる実験方法があります。そ

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「さんすうのはじまり」

 先日、全クラスが移行をして、新しいお部屋での生活が始まりました。年長児も1階に来て、今まで以上に複雑で魅力的なおもちゃや教具に目を光らせて、楽しく遊んでいます。 そんな中、ひときわ人気を集めているのは「点つなぎ」です。数字の通りに線で結んでいくと絵が完成するアレです。簡単なものから出していくのですが、すぐに次々と完成させてしまいます。段々と難しくなると100の数字をはるかに超えた数字も出てきます

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「EUの理科離れの取り組み」

アメリカだけでなく、EUも理科離れの現状を危惧して、2001 年に「Science and Society Action Plan」を策定して、三つの基本的政策を提示しました。その1は、「科学技術という文化を欧州に育成すること」そして、「科学技術を市民にとって身近なものにすること」3つ目に「政策決定に科学の知識を活用すること」という内容です。このようなことを提示したのは、次のような認識があったか

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「教科書の理科からの脱皮」

幼児組では昨年より「サイエンス」という時間があります。月に1度か2度、朝のお集まりの前のほんの10分ぐらいの時間を使って、理科や科学のお話しや実験をする時間として設けています。 今年4月に行った実験ではペットボトルに入浴剤を入れて、ロケットを飛ばす実験を行いました。子ども達は「このロケットが本当に飛ぶのか」と期待と不安でその時を待ちます。そして、カウントダウン!3・2・1「発射」の合図と共にロ

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「本当に嫌い?」

日本の若者が、どうして、こんなに理科や数学が嫌いになってしまったのでしょうか?どうも、若者の間での理系のイメージが悪いようですし、理系は文系より不遇という社会的通念の存在があるようです。今回のノーベル賞受賞で、少しはイメージが良くなり、それを目指す子どもたちが増えるといいのですが。そして、日本がとるべき理科離れ対策で欠かせない点として次のようなことがあげられます。それは、すべての国民の科学技術リ

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「科学離れ」

幼児のお部屋で観葉植物にお水をあげていると、3歳か4歳の子が決まって「何しているの?」っと集まってきます。園「葉っぱさんにお水をあげているんだよ」。子「どうして?」。園「みんなもお腹がすくでしょう?葉っぱもお腹がすくから、お水をあげるんだよ」。このようなやり取りをしていると、年長児がやってきて「そうだよ!ご飯は食べられないからね」っと何年か前にやり取りをしたことを覚えているのだなという発言をしま

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