赤ちゃん研究

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どうすれば愛着が形成されるの?

 では、どうすれば、愛着形成が築けるのでしょうか?母親に、「目の前で寝ている赤ちゃんと愛着形成をしなさい!」と言われたとき、その赤ちゃんを抱っこすればいいのでしょうか?赤ちゃんに笑いかければいいのでしょうか?また、その赤ちゃんを母親でない人が抱っこすれば、母親との愛着は不安定になるのでしょうか?「愛着障害」の本の中で著者の岡田尊司氏は、「よい安心基地となるために何が大事であるか」という条件を5つ

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「愛着」とは・・・?

 新年度から1か月が経ちました。日々の保育の中で、子どもからの「要求」をしっかりとキャッチしながら、一人でも多くの子の意に沿えるように奮闘しています。その甲斐あって、あれだけ泣いていた子ども達も、段々と落ち着きを取り戻し、先生との「愛着関係」も少しずつ築いてきているようです。関係を築くのが早い子は終始笑顔で過ごす様子も見てとれます。 ただし、一人一人の子がどの職員とも愛着関係を築けているわけでは

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赤ちゃんからの要求

 赤ちゃんは探索、探究要求をすることがあります。その時の対象は、近くの大人ではなく、周囲に広がるすべての世界に能動的に働きかけます。この時に、まさに「子ども自ら環境に働きかけ、その環境との相互作用により発達する」ということです。しかし、この言葉は同じでも、幼児と乳児では働きかける動機が違う気がします。幼児期では、何かをきっかけとして、そのひとつは、過去の経験から、他人のしていることから、目につい

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赤ちゃんの笑顔のヒ・ミ・ツ・・・??

    新しい年度を迎えました。たくさんの新入園児が入園し、保護者の方は初めてお子様を預ける不安を抱えている方もいるかと思います。このような不安は当然赤ちゃんも感じていますので、多くの赤ちゃんは何日間かは大泣きをします。    昔から「泣く子は育つ」とか「赤ちゃんは、泣くのが商売」と言われており、「泣くことで周りの人を自分に呼び寄せるのだから泣いたら放っておかずになぜ泣くのか訊いてやりなさい」と

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発達の理解②

 最近の保育指針や教育要領では、発達段階という捕らえ方はしなくなりました。発達というのは、階段状に、右肩上がりで、分けて行われるのではないからです。ニュージーランドにおける乳幼児カリキュラムに「テファリキ」というものがありますが、そこでは、カリキュラムは、子どもの包括的な発達を反映するべきであるとしています。その具体的な内容として、まず、「エンパワーメント」を挙げています。つまり保育カリキュラムは

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発達の理解①

 子どもは十分に愛情を満たされると少しずつ色々な事に興味を示し始めす。そして、気が付くと大人にとってはしてほしくないことを始めるようになります。大人はそれを「イタズラ」と言いますが、そのイタズラは、実は子どもからすると、今一番興味があり、かつ、発達にとって一番必要な運動なのです。  木月保育園の0・1歳児のお部屋にはそのイタズラが出来る手作りのおもちゃがあります。それは乳児の発達においてとても重要

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2つの運動

 我々は脳のほんの一部しか使っていないといわれていますが、それは、将来いつか予期せぬ環境に出会ったときに、スムーズに対応できるための一種の「余裕」とも言われ、また、使いこなされている脳の能力のリミッターは脳ではなくて体にあるともいわれています。人は、感覚によって得られた情報を知覚し、身体運動との相互のやり取りによって認知能力が増していくのです。  運動といっても、大きく二通りあります。この二通りの

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五感と運動のつながり

  新入園児の子ども達は入園後、1ヶ月が経ち、大分慣れてきた姿が見られます。ひよこ組ではハイハイをしながら興味のあるおもちゃに向かっていく姿が見られたり、あひる組ではたくさんのおもちゃの中から自分の気に入ったおもちゃを見つけ遊んでいる姿が見られたりと、少しずつ色々な事が出来るようになってきました。これから遊びの幅が広がっていくと、イタズラをするようにもなってきます。この散策遊びの広がりにより、子ど

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兄弟の役割 

  子どもは、生まれながら、いろいろなことができるように備わっていますが、それが発現するためには環境が影響していきます。その環境からの影響は、ひとつということはないのですが、特に、「心の理論」に兄弟が影響するかということの研究がされています。それは、子どもの育ちに異年齢児の存在がどのような作用をするかということです。このことについて、日本でも有名になったのが、ロバート・フルガムの『人生に必要な知恵

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他者からの影響

  今年もたくさんの新入園児が入園してきました。保育園は、保護者の育児支援の場として多くの方に利用していただいています。しかし、最近では少子化や核家族化の影響で、子ども達が社会を学ぶ場が減ってきています。そのような現代では、保育園は集団生活を学ぶ場としても重要な場所になってきます。また、同年齢の子ども同士の学びはもちろんのこと、異年齢の子や色々な大人からの影響もとても重要になってきます。そして、

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