その他

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「平等への偏り」

 1970年代に心理学者のウィリアム・デーモンによって行なわれた子どもたちの平等に対する意識は、小学生だけではなく、もっと幼い子どもにも見られたことが、やはり心理学者であるクリスティーナ・オルソンとエリザベス・スペルキの調査でわかりました。 彼女らは、3歳児に、ある人形が、他の二体の人形にステッカーやチョコレートなどを配るのを手伝ってもらいました。主人公の人形と二体の人形の関係にはいくつかのパター

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「平等の力」

 木月保育園では保育方針に「仏教精神に基づく保育」を創立以来掲げています。仏教精神と言っても分かりづらいので、主に「平和」と「平等」を大切にしているとうたってます。 「平和」とはみんなが仲良くするということで分かりやすいのですが、仏教でいう「平等」という考えは、一般的に知られている「平等」とは少し違っています。一般的に言う「平等」は一つの物を半分に同じ量に分けて等しく分配することを言います。しかし

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「自分に厳しく」

 ミシェルは研究の中で三つのシナリオを考えました。「厳しい基準」のシナリオでは、モデルは自分自身に厳しくし、子どもにも同様に厳しくしました。彼女は、自分のスコアが20点という、とても高いときだけチップを取り、「これは良いスコアだわ。これなら、チップを一つもらってもいいわね」とか「このスコアは自慢できるわ。自分にご褒美をあげなくちゃ」というように、自分を褒める言葉を述べました。スコアが20点に満たな

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「大人の与える影響」

 保育園にはたくさんの先生がいますが、多くの子どもは、先生から多大な影響を受けます。例えば0歳児の頃から「模倣」と言って人の行動を真似るということをする様になります。すると、そのことを意識して先生も手遊びなどをしながら、少しずつ真似てもらうようにします。そして、その「模倣」が様々な行動のきっかけとなり、日々の成長へとつながっていきます。その事は家庭でも同じです。両親の行動をよく見て真似をして、少し

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「子育てへの影響」

   世界では、育児についての考え方が若干違うようです。その中で、ミシェルらの研究によって、少しずつ変わり始めていますが、まだまだ変えることに抵抗しようとする人たちがいることは、どの国でも同じような状況です。アメリカの上位中流階級の親たちは、子ども中心の生活を送っていると言われており、仕事から急いで家に帰り、子どもに捧げる最高に「充実した時間」を確保し、愛情とご褒美をたっぷり与え、子どもに好きなよ

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「何もしない喜び」

   いつも元気に遊ぶ子ども達。その中に、時々、ポツンと一人で過ごしている子を見かけることがあります。心配になって話しかけてみても、うんともすんとも言わず、スーとどこか別の場所に行ってしまいます。気になって、担任にその日の様子や体調面、保護者とのその日の関わり等を聞いても、特に気になることはありません。私の中では「モヤモヤ」とした気持ちになりますが、もしかしたら、何も理由がないのかもしれません。 

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「人類の誕生とホットシステムの関係」

 先延ばしにする能力が、最初は低くても、年を経るうちに待つのがうまくなる子どももいれば、幼い頃は喜んで待てるのに、やがて自制の水準が下がってしまう子どももいます。実験から、誘惑の心的表象の仕方次第で、誘惑が行動へ及ぼす影響を変えることも、逆転させることさえも可能なのがわかりました。1分も待てない子どもでも、頭の中での誘惑の思い描き方を変えれば、20分も待つことができたのです。ミシェルにとって、この

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「マシュマロ実験のその後・・・」

    最近、2歳児の子ども達の育ちがすごいなと思う場面をよく目にします。あひる組にいた頃は、まだまだ、甘えてしまい、「やって」と先生に何でもやってもらう姿をよく見かけたのですが、最近では、「○○ちゃん上手だね」や「○○できたね」等の先生の言葉かけもあって、どの子も自ら挑戦しようとする姿が目立ってきました。2歳児は、見方によっては「イヤイヤ期」と言われるほど、大人のいうことは聞かずに何でも自分でも

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「調整機能」

 赤ちゃんは、ある見方からすると非常に弱い存在であり、一方、非常に強い存在であるという見方も出来ます。ダメージを受けやすい反面、そこから立ち直る力も持っています。大人からやってもらっている受動的な存在かと思うと、大人にやさせるような能動的な存在でもあります。もしかしたら、弱い存在であるというのは、その後それを調整してもらうためのアピールかもしれないと思うことがあります。ただ、一方的に悪い影響を受け

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「ストレスコントロール」

 最近、各クラスを回っていると、どのクラスも随分と落ち着いてきたなと思います。思い思いの遊びを楽しんでいる子、抱っこをされてはいるものの、周りをきょろきょろとしながら興味津々に笑顔で過ごす子など様々ですが、どの子も先生との信頼がだいぶ深まってきたようで、安心して過ごしているようです。4月当初は、新しい環境へのストレスなのか、体調を崩す子も多かったのですが、今ではお休みもだいぶ減り、元気に登園してき

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